ベーコンエッグは鍋にへばりつかず、上々の焼き上がりに
まずは24cm(深型)フライパンで、卵を使った料理にトライ。「バーミキュラ フライパン」は、コーティングがフッ素コートではなく、ホーローによるもの。フライパンにとって卵料理は焦げてくっつきやすいイメージがありますが、「バーミキュラ フライパン」ではどうでしょうか。基本の使い方を守りつつ、試してみました。
まずは調味不要で焼くだけの、ベーコンエッグを作りました。コツは、予熱の際に煙が出てきたら、いったん火を止めること。なお、目玉焼きなどの卵料理は火を消したままで食材を入れ、そこから弱火や極弱火で仕上げていけば焦げずに作れるそうです。
ベーコンと卵を入れ、フタをしてからの目安時間は約2分。鍋肌と卵の間にフライ返しを入れてみると……おぉ、くっついてない! 焼き加減も上々。白身はふんわり、黄身は濃厚。ベーコンはカリッと仕上がりました。
チャーハンは卵ふんわり、お米パラパラの絶妙な仕上がりに
次はチャーハンを調理してみます。チャーハンといえば、プロの現場では、それこそ火加減と鍋振りでウマさが成立する料理です。あのクオリティが普通のコンロで実現するのでしょうか。
チャーハンは、予熱を済ませたらまず豚肉を炒めます。肉の色が変わってきたら玉ネギと塩こしょうを加えてさらに炒め、玉ネギの色が透き通ってきたらいったんこれらを取り出します。
具材を出したらフライパンを軽く洗って水気を切り、再び予熱し大さじ1杯ぶんの油をなじませます。そしてゆらゆらと煙が出てきたら、卵を入れてよく混ぜながら加熱。入れる油はそれほど多くなくても、くっつかずにしっかり仕上がります。それでいて水気はパラっと飛んでおり、エアリーな風合いに。
基本の強火で炒めていき、よりパラパラになってきたところで、移しておいた具材を投入。混ぜ合わせ、最後に万能ネギと醤油で味付けして完成です。仕上がりはやっぱりイイ感じ! 卵がふんわり、ご飯がパラッとしていて、いつものチャーハンより明らかにランクが上がったのを実感。玉ねぎと豚バラ肉のまろやかな甘味が感じられ、全体のまとまりも上々です。
ちなみに、今回はパックご飯を使いましたが、米を炊く際に水分を少なめにして硬めに仕上げれば、よりパラパラになると思います。