何の変哲もないアイテムを活用したオリジナルの収納術を紹介。今回は長さが簡単に調節できる「つっぱり棒」をクローズアップします。いますぐ実践できて、しかも収納力がグンと上がる目からウロコのアイデアがてんこもり!
【解説してくれる人】
整理収納アドバイザー
伊藤朋美さん
整理収納サービス「Re-style」代表。“家が整えば毎日はもっと輝く”を合言葉に収納術を各所で紹介しています。
100円収納のコツは採寸とモノに合った商品選び
100円ショップのアイテムは、アイデア次第で様々な収納に活用できます。整理収納アドバイザーの伊藤朋美さんは、収納作りの極意を次のように語ります。
「本来は収納用ではない商品でも、自由な発想で収納作りを楽しむことが大切。つっぱり棒ひとつにしても、様々な収納に使えます。その際、気をつけたいのがつっぱり棒の選び方。棒を渡すスペースが55cmなら、40~60cmのつっぱり棒を伸ばして使うよりも、50~70cmの商品を選びましょう。ギリギリまで伸ばし切るよりも強度が増し、重いモノを吊るせます」(伊藤さん)
具体的に作りたい収納が決まったら、次は購入の際の注意点。
「収納材料を買うときは100円だからと軽く見ず、必ず収納するモノや設置場所の寸法に合わせて購入しましょう。サイズがぴったりなアイテムを使うと、より効率的な収納が可能です」(伊藤さん)
つっぱり棒5段活用!
Seria
つっぱりポール白
65cmから110cm
長さを自在に調節し、壁の間などに突っ張って利用する通称“つっぱり棒”。長さは65cm~110cm。
【活用術01】トイレにトイレットペーパー置き場が出現
ななめに2本渡してトイレットペーパー置きに!
2本のつっぱり棒で作るミニマルなストッカー。1本はトイレットペーパーの芯の中心に来る位置に設置し、もう1本はやや上にずらして段差を作り設置するのがポイントです。トイレットペーパーが落ちないように調整しましょう。
【活用術02】クローゼットにはネクタイ、ベルト置き場が出現
選びやすく、シワにもならないネクタイ収納術
クローゼットや衣類収納の中に設置して、ネクタイやベルトの縦長収納に活用しましょう。S字フックを使えば、ホコリ取りブラシや衣類用粘着クリーナーなどの身だしなみグッズも、一箇所にまとめておけます。
【活用術03】キッチンで使えば棚が一段増える!
ワイヤーネットとの組み合わせで棚を作成
2本のつっぱり棒を水平に設置し、その上に100円ショップで手に入るワイヤーネットを設置。キッチンラックやシンク下に、一段分の棚を追加できます。ワイヤーネットは四隅がフック状になっているものを選ぶと、ズレにくいのでオススメ。
【活用術04】戸棚に奥に取り付けるだけで「見せる収納」が出現
お気に入りのプレートを立ててディスプレイ
食器棚の背板に沿わせてつっぱり棒を設置すれば、お気に入りのプレートを飾る“見せ収納”スペースが完成。柄やデザインを合わせて何枚か並べると、キッチンがグッとおしゃれな雰囲気になります。
【活用術05】洗面台で使えば引っ掛けスペースになる
スプレー洗剤は引っ掛け収納が使い勝手◎
シンク下や洗面台の棚の空きスペースに設置。バスクリーナーや窓ガラスクリーナー、ワイシャツ用の染み抜きなど、スプレー式の洗剤を引っ掛ければ、スッキリかつ使い勝手よく収納できます。