男性用ヒゲ剃りや、女性のムダ毛用カミソリを製造・販売するメーカー、Schick(シック)で行われた「Men’s メディア セッション」。前回は主力の「ハイドロ」シリーズの違いについてお伝えしましたが、実はシックで今爆伸びしている商品群があるのです。それが「スタイリングパートナー」。同シリーズは何なのか?編集部員・野田が、お伝えします。
昨年対比150%でメンズ美容市場とともに成長
シックのスタイリングパートナーとは、体の部位ごとにユーザーの毛を自在に整えるボディグルーミングシリーズのこと。「マルチボディシェーバー」や「全身用スキカミソリ」、「顔・眉毛用カミソリ」、「マルチエチケットグルーマー」などのアイテムがあります。
自宅で簡単&安全に使えて、自分の望むスタイリングに仕上げられるツールは男性でも欲しいものですが、実際の状況はどうなのでしょうか? シック・ジャパンのマーケティング本部 ブランド マネージャー 田中希美さんによると、昨今「男性の体毛処理が習慣化しているといっても過言ではない」とのこと。
「体毛が気になり始める16〜19歳の若年層は、脚やすねを筆頭にいずれかの部位を処理している人が76%を超えています。20〜39歳も約半数がいずれかの部位を処理しており、特に若年層に体毛処理が日常化していることが伺えます。
体毛処理の頻度は「週に1日」が1番多く、続いて「週に3日〜5日」、「週に2日」、「ほぼ毎日」。それらを合わせると全体の80%となっています」(田中さん)
消費者の年齢層は10代が圧倒的に多く、さらに体毛処理が習慣化しているという結果には納得。最近、テレビの情報番組や街で見かける若年層の男性は美容にこだわる人が多く、さらに体毛が気になるのは確かだと思います。
続いて、市場規模について説明がありました。「スタイリングパートナーシリーズの売り上げは、昨年対比150%の成長になっています。ボディケアの市場自体、毎年右肩上がりなのですが、スタイリングパートナーも順調に伸びている状況になっています」(田中さん)
グラフを見て分かるとおり、シックは現在の日本におけるシェービングというカテゴリーで、メンズビューティー市場を拡大していると言います。
全身を自在に整えるスタイリングパートナー
スタリングパートナーシリーズの理解も深まったところで、実際のアイテムをそれぞれ紹介していきます。そもそもシックにはT字カミソリ以外に、こんなにもシェービングアイテムのラインナップがあったことに驚きました。
■「マルチボディシェーバー」
すく、剃る、潤すをこれ1本で完結してくれる「マルチボディシェーバー」。本体は、きれいにムダ毛を剃れるボディ用5枚刃と、毛の量や長さを調節するのに便利な電動スキカミソリの2つで構成。腕、脚、脇、腹、VIO、全身に使用できます。
■「全身用スキカミソリ」
毛の量をすく、毛の長さをカットする「全身用スキカミソリ」。刃が肌に直接触れない安心タイプで、チタンコートで刃の切れ味が長持ちなのも特徴です。脚、脇、VIOなど全身に使用可能。
■「顔・眉毛用カミソリ」
「顔・眉毛用カミソリ」は、眉毛の1本までしっかりと手入れできる顔用カミソリ。シンプルなデザインですが、口まわりやうぶ毛、耳の毛の除毛にはピッタリ。
■「シック ファーストボディシェーバー ホルダー(刃付き)」
肌にやさしいジェル付きの「シック ファーストボディシェーバー ホルダー(刃付き)」。シックで人気のハイドロシリーズと同じような機能を搭載したボディシェーバー。胸や腕、ワキ、脚に使用できます。
■「シック マルチエチケットグルーマー」
眉毛や鼻毛、耳毛、顔の毛、指の毛などに使える「シック マルチエチケットグルーマー」。気になる部位によって、ヘッド部を交換(3種類)して使い分けます。電動タイプ。
■「シック ヒゲグルーマー(刃付き)」
ヒゲを整える、剃る、肌を潤す「シック ヒゲグルーマー(刃付き)」。ヒゲを好みの長さに整える、または剃り上げてスッキリ! と、ダブルヘッドタイプ。電動スキカミソリは、安心な防水設計となっていて浴室での使用も可能。
実際、筆者が全身用スキカミソリを使用してみましたが、自分には丁度いい。「体毛を気にし過ぎてツルンツルンな状態にするのは何か恥ずかしい。だけど、ボーボーの状態にしておくのも何か違う」。体毛をすべて剃らないので肌がチクチクしない、そして、トリミングして整えられるというのが40代のおっさんには丁度いいと感じました。
今回紹介したシックのスタイリングパートナーシリーズは、全国のドラッグストア、またはネットショッピングにて購入できるので気になった方はチェックしてみてください。
撮影/鈴木謙介(静物)
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