ビジネス
エクセル時短術
2017/3/29 20:35

【エクセル】二重入力を一発で発見・削除する便利ワザ!目視チェックの手間とリスクを回避しよう

エクセルにデータを入力する際、二重に入力してしまうことってありますね。特にデータを数多く入力する場合は起こりがちです。どのようにしてチェックすればよいでしょうか? 並べ替えを利用すれば同じデータが並ぶので多少は探しやすくなりますが、結局のところ目視でのチェックになり煩わしいですよね。しかも見逃しのリスクもあります。そんなときは今回紹介する二重入力の対処法をお試しください!

 

エクセル、二重入力の発見ワザ①

条件付き書式で重複データを表示する

条件付き書式で重複データを表示するには、「重複する値」を選択します。

312-01
↑チェックしたいデータを選択します

 

312-02
↑「ホーム」タブ → 「条件付き書式」ボタン → 「セルの強調表示ルール」 → 「重複する値」をクリックします

 

「重複する値」画面が表示されます。

312-03
↑設定を確認し、「OK」ボタンをクリックします

 

重複データが表示されます。重複データの組み合わせが複数ある場合も同じ書式で表示されます。

312-04

 

エクセル、二重入力の発見ワザ②

COUNTIF関数で重複データをチェックする

COUNTIF関数で重複データをチェックするにはCOUNTIF関数の結果、同じデータが見つかれば、IF関数を使って「重複あり」と明示します。

312-05
↑商品コードで重複データの有無をチェックしたい

 

「コード重複」をチェックしたいセルE3に下記の数式を入力し、ほかのセルに数式をコピーします。

=IF(COUNTIF(A:A,A3)>1,”重複あり”,””)

この式では、商品コードの列(A:A)でセルA3「10001」をチェックし、同じデータがあれば(>1)「重複データあり」、なければ空白(””)を表示します。この場合も重複データの組み合わせが複数あると、「重複データあり」と表示されます。

 

エクセル、二重入力の削除ワザ

重複データを自動で削除する

重複データを自動で削除するには、重複の削除を使います。先頭の一つのみデータが残ります。

312-06
↑表を選択します。ここでは、重複データに色を付けてわかりやすくしています

 

312-07
↑「データ」タブ → 「重複の削除」ボタンをクリックします

 

「重複の削除」画面が表示されます。

312-08
↑設定を確認し、「OK」ボタンをクリックします。表の先頭行に項目名が入力されている場合は、「先頭行をデータの見出しとして使用する」にチェックを入れます。チェックしない項目はチェックを外します。最後に「OK」ボタンをクリックします

 

重複データが削除されます。確認の画面が表示されます。

312-09
↑重複データのうち先頭のデータを残して削除されます

 

重複データを発見し削除するワザは、いかがでしたか。大量のデータをチェックする場合には、重複データの有無からはじめてみましょう。