ルクレとシャープが共同開設した「ロボホンテストルーム」にて、開発者支援を行う「ロボホンタッチ&トライ」イベントが開催されました。
ロボホンテストルームは、ロボホンを持っていないけどロボホン用アプリを開発してみたい人のために、設置されたロボホンを使って動作の検証をすることができる無料の開発者支援の作業場。Androidアプリ情報サイト「アンドロイダー」の運営や映像ソフト開発を行っているルクレのオフィス内に開設されています。
すでにロボホン用のアプリ開発用のSDK(Software Development Kit )は公開されており、多くの企業が参加を表明しています。ただ、普通のAndroidアプリとは違い、PCの画面上ですべての動きを確認することはできません。実際にロボホンがどのように音声認識を行ったり、身振りや手振りなどの動作をするのかといった確認が必要になるので、その検証をするためのテストルームとして開設されました。
ロボホンのアプリ作成のためにサンプルコードが用意され、それを少し改変することで、簡単にアプリを作ることが可能。現時点では、作成したアプリを配信できるのは法人だけで、個人の開発にはまだ対応していません。
SDK自体は、ロボホン専用サイトから個人でもダウンロードすることは可能。ただし、SHARP iCLUBのIDが必要なので、持っていなければ、まずはIDの取得から行わなければなりません。
ロボホンのテストルームは、7月28日~9月30日までの期間限定オープン(完全予約制)で、利用時間は10時30分~17時30分となっています(土日祝日やルクレの休日は休館日)。利用料金はなんと無料! さらに毎週水曜日と木曜日(8月17/18日は除く)には、シャープの開発陣も駐在しているので、開発のアドバイスなどを受けることもできます。
予約はロボホンテストルーム予約サイトより申し込むことが可能。基本的に1時間30分の入れ替え制となるのですが、予約が詰まっていなければ、延長して使うこともできます。
また、会場には実際にロボホン用のゲームアプリ「ポポン」を開発したサクセスの長友慎也氏が登壇し、開発時の苦労話を語ってくれました。
ポポンは、ロボホンのプロジェクター投写機能と使って、机などに映し出された盤面でリバーシを行うゲームアプリ。開発時は、現在のように便利なSDKがなかったので、まさに手探りでの作業となったとのこと。
セミナーが開催された日には、ロボホンのソフトウェアアップデートがあり、新しいアクションである「腕立て伏せ」と「エアギター」が追加されました。その様子を動画でご覧ください。
【腕立て伏せをするロボホン】
【エアギターをするロボホン】
あなたもロボホンの新しい動作を開発してみてはいかがですか?
【URL】
ロボホンテストルーム http://robo.lecre.jp/