いま掃除機が欲しいなと思っている人、ちょっと待ってください。ダイソンからコードレススティック掃除機の新製品「Dyson V8」シリーズが、本日発表されたのです。発売日は5月27日。旧モデルからの変更点はこちらの記事(https://getnavi.jp/homeappliances/33314/)に譲るとして、ここでは製品発表会でV8を実際に触ってみた印象をレポートします。掃除機を選ぶのは、この記事を読んでからにしてください!
バッテリー性能や静音性などを大幅に強化
V8シリーズは見た目こそ旧製品「V6シリーズ」とあまり変わっていません。しかし、旧製品よりも吸引力は15%アップし、運転音は従来の半分になっています。さらに、バッテリーは従来の約2倍である、最長約40分までバッテリーの持ち時間を延長しました。
家屋を再現したセットで万能ぶりを発揮
会場には、日本の家屋を再現したセットが用意されていました。実際に家の中を掃除する感覚で、新製品の使用感を試せます。セットにはフローリングと畳の床、そしてソファなどの家具も用意。もちろん、どの場所のゴミでもキレイに掃除できました。
また、V8シリーズは手元にモーターと操作部があるため、自立はできません。しかし、そのぶん本体を床と水平に倒すことができるため、会場に設置されていた狭い家具の下にも、簡単にヘッドを潜らせることができました。
ゴミ捨てが格段に簡単に! このためだけに買い替えもあり!?
今回、実際にV8を体験したなかで、最も気に入ったのがゴミ捨て機能です。実は、旧製品V6シリーズで、筆者が特に気になっていたのが、ゴミ捨て時にクリアビン内部のシュラウド(メッシュ部分)に詰まったゴミが落ちないことでした。たくさんのゴミを吸引すると、クリアビンとシュラウドの間にホコリががっちりと挟まれてしまい、ダストビンを振っても叩いてもゴミは付着したまま。最終的には手で汚いゴミを引っ張り出す必要がありました。
しかも、ダイソンのコードレス掃除機はダストビンが透明なため、メッシュについたゴミが目立つのが難点。このため、旧製品使用時は、毎回クリアビンを取り外し、シュラウドに付着したゴミを掃除していました。また、このときに、ホコリが舞い上がるのも悩みのひとつだったのです。
しかし、新製品V8は、モーター側のレバーを引っ張ると、赤いゴム製のスクレイパーがシュラウドのゴミをこそげ取り、同時に、ダストビン底のフタがパカッと外れてゴミが落ちます。わざわざゴミを引っ張り出す必要がなくなり、本当に手を汚さずゴミ捨てができるようになりました。個人的には、この機能のためだけに、V6からV8に買い替えても良いと思うほど便利でした。
V8を使ってみると、吸引力に使いやすさ、収納時の美しさも含め、「さすがダイソン」と思わせるモデルです。新たに購入を考えている人はもちろん、旧製品を使用している人にも、ぜひ一度手に取っていただき、その差を感じて欲しいと思いました。
【URL】
製品情報 http://www.dyson.co.jp/dyson-vacuums/cordless/dyson-v8.aspx