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掃除機
2016/5/17 22:13

【断言!】ダイソンの新スティックはゴミ捨ての改良だけでも価値がある!

いま掃除機が欲しいなと思っている人、ちょっと待ってください。ダイソンからコードレススティック掃除機の新製品「Dyson V8」シリーズが、本日発表されたのです。発売日は5月27日。旧モデルからの変更点はこちらの記事(https://getnavi.jp/homeappliances/33314/)に譲るとして、ここでは製品発表会でV8を実際に触ってみた印象をレポートします。掃除機を選ぶのは、この記事を読んでからにしてください!

 

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↑左から標準モデルのV8 フラフィ(7万6800円+税)、V8 フラフィプラス(8万6800円+税)、V8 アニマルプロ(8万6800円+税)、V8 アブソリュート(参考価格9万6800円+税)

 

バッテリー性能や静音性などを大幅に強化

V8シリーズは見た目こそ旧製品「V6シリーズ」とあまり変わっていません。しかし、旧製品よりも吸引力は15%アップし、運転音は従来の半分になっています。さらに、バッテリーは従来の約2倍である、最長約40分までバッテリーの持ち時間を延長しました。

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↑発表会では、ダイソンのコードレス製品開発部責任者であるケビン・グラント氏が登壇し、V8の新機能について説明してくれました

 

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↑旧製品とV8の駆動させ、音の違いをアピールするケビン氏。実際に運転音が半分となったのかはわかりませんでしたが、耳障りな音域が軽減されていると感じました

 

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↑会場ではゴミを吸引するデモンストレーションも行われました。黒のアクリル板に、大きなゴミ(猫砂)と粉ゴミ(重曹)を撒いて、ヘッドを一度通過させます。アクリル板には幅1cm、深さ5mmの溝が掘ってあります

 

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↑他社製のキャニスター掃除機では、大きなゴミ、粉ゴミともに残っていました(上写真)。しかし、V8が通ったあとは溝の中までキレイに掃除できています(下写真)

 

家屋を再現したセットで万能ぶりを発揮

会場には、日本の家屋を再現したセットが用意されていました。実際に家の中を掃除する感覚で、新製品の使用感を試せます。セットにはフローリングと畳の床、そしてソファなどの家具も用意。もちろん、どの場所のゴミでもキレイに掃除できました。

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↑まずは、フローリングと畳にまかれたゴミを掃除。畳の目に入り込んだ粉も、なんなく吸引していました

 

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↑ソファの上は、ヘッドの小さなミニモーターヘッドを装着して掃除します

 

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↑新モデルはアタッチメントの取り変えも手軽。軽くボタンを押すだけで、簡単にアタッチメントが取り外せます

 

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↑ブラシの出し入れができる「コンビネーションノズル」を使って高い場所を掃除。ゴミを狙って吸い込む、ゲームのような操作性は楽しいの一言

 

また、V8シリーズは手元にモーターと操作部があるため、自立はできません。しかし、そのぶん本体を床と水平に倒すことができるため、会場に設置されていた狭い家具の下にも、簡単にヘッドを潜らせることができました。

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↑このように本体を水平近くまで倒せるため、ソファの下などの狭い隙間にヘッドを入れることができます

 

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↑壁に設置する「収納用ブラケット」は、収納すると充電も同時に行えます。場所を取らずにスッキリ収納でき、片手でラクに着脱できます

 

ゴミ捨てが格段に簡単に! このためだけに買い替えもあり!?

今回、実際にV8を体験したなかで、最も気に入ったのがゴミ捨て機能です。実は、旧製品V6シリーズで、筆者が特に気になっていたのが、ゴミ捨て時にクリアビン内部のシュラウド(メッシュ部分)に詰まったゴミが落ちないことでした。たくさんのゴミを吸引すると、クリアビンとシュラウドの間にホコリががっちりと挟まれてしまい、ダストビンを振っても叩いてもゴミは付着したまま。最終的には手で汚いゴミを引っ張り出す必要がありました。

 

しかも、ダイソンのコードレス掃除機はダストビンが透明なため、メッシュについたゴミが目立つのが難点。このため、旧製品使用時は、毎回クリアビンを取り外し、シュラウドに付着したゴミを掃除していました。また、このときに、ホコリが舞い上がるのも悩みのひとつだったのです。

 

しかし、新製品V8は、モーター側のレバーを引っ張ると、赤いゴム製のスクレイパーがシュラウドのゴミをこそげ取り、同時に、ダストビン底のフタがパカッと外れてゴミが落ちます。わざわざゴミを引っ張り出す必要がなくなり、本当に手を汚さずゴミ捨てができるようになりました。個人的には、この機能のためだけに、V6からV8に買い替えても良いと思うほど便利でした。

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↑クリアビン内に透けて見える網目状のものがシュラウド。今回はステンレス製に進化しました。シュラウドには0.4mmの細かな穴が約1万5000個あけられており、従来の生地よりもゴミがスルリととれます

 

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↑ゴミ捨て用のレバーを引くと(上写真)、赤いスクレイパーがシュラウドのゴミをこそげ落としながら移動。さらに底部のフタが自動的に開き、手を汚さずにゴミ捨てが可能です(下写真)
↑ゴミ捨て用のレバーを引くと(上写真)、赤いスクレイパーがシュラウドのゴミをこそげ落としながら移動。さらに底部のフタが自動的に開き、手を汚さずにゴミ捨てが可能です(下写真)

 

V8を使ってみると、吸引力に使いやすさ、収納時の美しさも含め、「さすがダイソン」と思わせるモデルです。新たに購入を考えている人はもちろん、旧製品を使用している人にも、ぜひ一度手に取っていただき、その差を感じて欲しいと思いました。

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↑柔らかいナイロンフェルトローラーを搭載した「ソフトローラークリーナーヘッド」。大きなゴミから微細なホコリまで捕らえます。今回発表された4機種のうち、V8 アニマルプロを除く3機種に付属しています

 

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↑固いナイロンブラシでカーペットに入り込んだ汚れを掻きとる「ダイレクトドライブクリーナーヘッド」。V8 アニマルプロのメインとなるヘッドで、最上位機種のV8 アブソリュートにも付属しています

 

【URL】

ダイソン http://www.dyson.co.jp/

製品情報 http://www.dyson.co.jp/dyson-vacuums/cordless/dyson-v8.aspx