ビジネス
ワード活用術
2017/3/2 13:00

タイトルを囲むだけでプロのような見栄え! 資料作成に使えるWordのテクニック

ワードで資料を作成する際、文書のタイトルはクッキリと際立てたいものですですが、どのようにしていますか? 段落罫線を使えば、幅いっぱいに囲むことができ、罫線の種類や引く位置を変更することもできます。表を使えば、幅を簡単に文字領域に揃えることができ、セル書式を使って表示位置や線種などを簡単に設定できます。テキストボックスを使えば、角丸や影などの装飾を簡単に指定でき、グラデーションで飾ることも可能です。今回は、タイトルを囲む3つのワザを紹介します。

084-01
↑段落罫線で囲んだタイトル。影付き、上下のみ、線種変更、幅調整が簡単にできます

 

084-02
↑表で囲んだタイトル。段落罫線とほぼ同様に設定できるが、セル書式を使って詳細に調整できます

 

084-03
↑テキストボックスで囲んだタイトル。角丸や影付き、グラデーションなど豊富な機能を使って装飾できます

 

段落罫線を使ってタイトルを囲む

段落罫線とは、線種とページ罫線と網かけの設定を使って段落に罫線を引く機能。網かけも使えば、背景に色を塗ることもできます。

084-04
↑タイトル行を選択します

 

084-05
↑「ホーム」タブで「罫線」の「▼」ボタンをクリックし、「線種とページ罫線と網かけの設定」を選択します

 

「線種とページ罫線と網かけの設定」画面が表示されます。

084-06
↑「罫線」タブの「設定対象」で「段落」を選択し、「種類」で囲み方を、「種類」欄で線種を、「色」欄で線の色を、「線の太さ」欄で太さを指定し、「OK」ボタンをクリックします

 

段落罫線で囲まれます。「網かけ」タブの「背景の色」で色を指定すれば、囲みに色を塗ることができます。

084-07

 

表を使ってタイトルを囲む

表の罫線を使ってタイトルを囲むには、表を挿入します。

084-08
↑タイトルを選択し、「挿入」タブ → 「表」ボタン → 「文字列を表にする」をクリックします

 

「文字列を表にする」画面が表示されます。

084-09
↑「列数」欄で「1」を指定し、「OK」ボタンをクリックします

 

タイトルが表の罫線で囲まれます。

084-10
↑ 「表ツール」の「デザイン」タブで、「塗りつぶし」ボタンで背景の色を選択します。「線種」の「▼」ボタンから線種を、「ペンの色」で罫線の色を、「罫線」ボタンから「外枠」を選択すると、罫線を変更できます

 

「表ツール」の「レイアウト」タブでは、文字列の位置や囲みの幅や高さなどを調整することもできます。

 

テキストボックスを使ってタイトルを囲む

図形のテキストボックスを使うと、囲みや影などさまざまにタイトルを装飾できます。

084-11
↑「挿入」タブ → 「図形」ボタン → 「テキストボックス」をクリックします

 

マウスポインターが+に変わったら、ドラッグしてテキストボックスを作成します。

084-12
↑ドラッグしてテキストボックスを作成し、タイトルを入力し、フォントや配置などを設定します

 

084-13
↑「描画ツール」の「書式」タブの「図形のスタイル」で、スタイルを選択します

 

角丸囲みや影付きのスタイルを選択するだけで、テキストボックスを簡単に装飾できます。「図形の効果」ボタンでテキストボックスに効果を設定したり、「ワードアートのスタイル」でタイトルを装飾することも可能です。

 

タイトルを囲むワザ、いかがでしょうか。三つの機能を使い分け、タイトルを引き立てましょう。