いま、勢いよく売れてるモノだけを厳選! 家電、オーディオ、デジタル機器から、クルマ、ゲーム、文房具、食品までオールジャンルで「ヒットの背景」をおさらいしつつプロが改めて「オススメのポイント」を解説します。売れてるモノには、ちゃ~んと理由があるんです!!
本記事では編集部が独自に作成した2018年のヒットランキングより、話題のガジェット・家電が多数ランクインした50~41位をお届けします!
【50位】
Nintendo Switchの可能性、さらに広がる!「Nintendo Labo」
発売前から大きな話題となっていたNintendo Labo。Nintendo Switchと段ボール工作という斬新な組み合わせで、本格的なコントローラーを自作できることから、子どもも大人も惹きつけた。
実際に弾ける「ピアノ」など5種類の遊びができる
任天堂
Nintendo Labo バラエティキット
7538円
組み立てた段ボールにNintendo Switchのコントローラー「Joy-Con」をセットして作る「Toy-Con」を使い、「ピアノ」「バイク」「つり」など5種類の遊びを楽しめる。ピアノは演奏でき、バイクは振動を感じるなど動きも本格的。
ロボットになって空を飛び、街を歩ける!
任天堂
Nintendo Labo ロボットキット
8618円
段ボールで作ったパーツを身につけて身体を動かすと画面内のロボットが連動して動き、空を飛んだり巨大化して街を破壊したりできる。バラエティキットと同様にソフトと段ボール、ヒモなどの小物が同梱されている。
理解する喜びや遊びを作る喜びがある
作品投稿用のTwitterハッシュタグ「#ラボ作品」に多数の投稿が集まるなど盛り上がりを見せる同製品の魅力を、ゲームライターの田下広夢さんはこう話す。
「段ボールとプログラムで“電子玩具を作る遊び”を提案したのが見事。例えばToy-Conのピアノなら、音が鳴る仕組みを理解したときの喜びに加え、その仕組みを使って新しい電子楽器を作る創造的な楽しさも備わっています」(田下さん)
【ヒットのツボ】
遊びの「発明」で可能性は無限大!
画面上で「入力」と「出力」をつなぎ、Joy-Conの動きを設定できる「Toy-Conガレージ」は、工夫次第で新しい遊びを創出可能。知育&プログラミング教育方面からも注目された。
【49位】
1万円以下のエントリーモデルが人気に!「スマートスピーカー」
昨年10月以降に続々と日本に上陸したスマートスピーカーの売れ筋は、1万円を切る価格帯のエントリークラス。なかでも、Amazon、Google、LINEの各社による純正モデルが好調だ。
話しかけるだけでAmazonで買い物できる!
Amazon.co.jp
Amazon Echo Dot
5980円
音声アシスタント「Alexa」対応のエントリーモデル。事前に設定した「スキル」と呼ばれるコマンドを話しかけると、天気やニュースの読み上げ、音楽のストリーミング再生、Amazon.co.jpでの買い物などが行える。
Google製品らしく調べものに強い
Google
Google Home Mini
6480円
音声アシスタント「Googleアシスタント」に対応。調べものの検索精度の高さや、他社のサービスと手軽に連携できる点に強みがある。
数量限定の「ドラえもん」は発売後すぐ品切れに!
LINE
Clova Friends Mini
5400円
音声アシスタント「Clova」対応の最小モデル。声でLINEメッセージの送受信などが行える。ドラえもんと対話できるモデルは即完売した。
高音質なサードパーティ製は初心者にはハードルが高め
ソニーやパナソニックなどの大手オーディオメーカーが続々とスマスピ市場へ参入し、ラインナップが多彩になった。しかし、売れ筋は純正のエントリーモデルだ。
「サードパーティ製は高音質を謳うモデルが多く、いずれも2~3万円台と高価。“お試し”で買うには少々ハードルが高いです。現時点では、5000~6000円台で気軽に楽しみたいというユーザーが多数を占めています」(本誌AV機器担当・川内)
【ヒットのツボ】
機能面では上位モデルと大差がない
AmazonやGoogleのエントリークラスは、上位モデルより6000〜7000円もリーズナブル。しかし、音質を除いて性能に大きな差はなく、小型で設置もしやすいため、人気が高い。