筆者は食いしん坊ゆえか、料理はソツなく作れるほうです。だし巻き卵は得意ですし、親子丼もふんわり作れます。しかし…オムレツだけはとにかく苦手! これまで何度となく挑戦しては、結局スクランブルエッグにしてごまかして来ました。「料理好き」を公言している身としては、オムレツぐらい焼けるようになりたい……。
そんなときに思い出したのが、ドウシシャの「 ピエリア オムレツメーカー HST-702」(実売価格3230円・以下オムレツメーカー)の存在です。その名の通り、オムレツを焼くための調理家電で、発売は2018年9月と少し遡ります。最近、お弁当を作るようになったこともあり、その時短を図るべくオムレツメーカーを使ってみることにしました。
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プレートのくぼみに卵を流し込み、上下ではさんで焼く
オムレツメーカーのサイズは、約幅31×奥行き13×高さ9.5cm。縦置きでの収納が可能で、使うときは横に倒して使います。
フタを開けると、上下にプレートがあります。このくぼみ部分に卵を流し込むことで、誰でも簡単にキレイな形のオムレツが焼ける仕組みです。
本体にスイッチはなく、電源プラグをコンセントに挿すと電源が入ります。赤が「電源ランプ」、緑が「余熱完了ランプ」になっており、タイマー機能などはありません。
卵を入れて3〜4分加熱するだけでオムレツが焼ける
まずはノーマルなオムレツを作ってみます。プレートの余熱が完了したらバターを溶かし、卵、牛乳、塩こしょうをよく混ぜたものを流し込みます。
あとはフタをして約3〜4分待ちます。3分後、フタを開けてみると、まだ半熟のよう。もう少し火を通すために、本体を裏返してみます。
ひっくり返して待つこと2分。こちらが完成したオムレツです。少し形が崩れてしまったようですが、自分で焼くオムレツとは全然違います!
お皿に盛り付けて食べてみたところ、ひっくり返したことで半熟ではなくなったものの、オムレツのお手本のような仕上がりに。これならお弁当に入れても見栄えがいいですし、朝食としても手軽に作れそうです。
包み焼きができるから「とん平焼き」も難なく作れる
付属のレシピブックを見ていて気になったのが、「野菜たっぷりとんぺい焼き」でした。炒めた豚肉と野菜を卵で包むこの料理は居酒屋でもおなじみですよね。ホットプレートやフライパンで作る料理ですが、せっかくならオムレツメーカーでオムレツ以外も作ってみたい!
まずはフライパンで豚肉とキャベツを塩こしょうで炒めます。続いて、ボウルにお好み焼きの粉と卵を加えてよく混ぜ、オムレツメーカーを余熱。余熱を終えたら油を薄く塗り、先ほどのお好み焼きの粉を溶いたものの半量を入れてフタをし、30秒加熱。
フタを開けて具と残りのお好み焼き粉を溶いたものを入れ、フタをして約2分加熱します。完成したら皿に盛り、お好み焼きソース、かつおぶし、マヨネーズ、青のりをかければ完成です。
途中、ロックが固くてフタが開かなくなったのですが、そんなときは電源プラグをコンセントから抜き、少し冷めるのを待てばOK。これは食材が膨らんだことで起こる現象なので仕方ないのですが、火が通り過ぎてしまうのがやや気になるところです。
「簡単ベイクドチーズケーキ」に挑戦
オムレツメーカーではデザートも作れます。今回はレシピブックに出ている「簡単ベイクドチーズケーキ」を作ってみました。
ホットケーキミックスに電子レンジで加熱したクリームチーズ、卵、レモン汁、ホットケーキミックスを加えてよく混ぜます。予熱したオムレツメーカーにバターを入れ、先ほどの生地を流し込んだら約6〜7分加熱しましょう。
完成したベイクドチーズケーキは、甘さが控えめで、チーズケーキとホットケーキの中間という感じ。ケーキっぽさはやや乏しいですが、ここにバニラアイスやホイップクリームをトッピングすれば、立派なデザートになりそうです。
オムレツメーカーを使ってみて気になったのは、プレートを外して丸洗いできないことと、使っているときに本体がものすごく熱くなることです。洗えないからこそ、使ったあとにきちんと汚れを拭き取ることが重要。また、小さな子どもの手が届く場所では使わないほうが安心です。
レシピブックには、フレンチトーストやジャンボ餃子など「そんな使い方があったのか!」と思うような全11種類のレシピが出ています。実売価格も3000円前後。オムレツ作りだけでなく、多彩な料理やおやつ作りに活用できるので、みなさんもぜひ、いろいろと楽しみながらオムレツメーカーを使ってみてはいかがでしょう。
ドウシシャ
ピエリア オムレツメーカー HST-702
実売価格3230円
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