6月21日に行われたNBAドラフト。注目の八村塁(ゴンザガ大学)は、大方の予想を上回る1巡目9位でワシントン・ウィザーズに指名された。
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日本人史上初の1巡目指名でNBA入りが決まった八村。有望株がひしめく“ドラフト同期”の中でもトップクラスの評価を手に、バスケットボール世界最高の舞台へ上がることになった。
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八村は富山県出身の21歳。1998年にベナン人の父と日本人の母の間に生まれ、13歳までは野球をプレーしていた。しかし友人の誘いでバスケットボールへ転向すると、その才能がみるみる開花。高校時代は明成高をウインターカップ3連覇へ導き、2016年に渡米してゴンザガ大学に進学する。
大学では1年目から試合に出場し、カレッジバスケの最高峰NCAAトーナメントに日本人として初めて参戦。トーナメント準優勝を経験すると、その後はチームの主力選手へと成長し、アメリカ全土に名前が知られる存在となった。
特に3年連続で出場した今年のNCAAトーナメントはチームの成績こそエリート8(ベスト8)に終わったが、八村の活躍ぶりは凄まじいものだった。今回のドラフト1巡目指名につながった驚異的なプレーの数々をご覧あれ!
203cmの八村は主にパワーフォワード(PF)やスモールフォワード(SF)で出場。インサイドで強さを発揮しつつ、正確なシュートで中長距離からも得点。さらに繊細なボールハンドリングで味方を使うこともできるオールラウンダーとしてチームを牽引した。
プレーにはまだ粗さも見られるが、チームは逆にそこを“伸びしろ”ととらえているはず。主力のジョン・ウォールが負傷離脱中で来シーズンの開幕にも間に合わないと伝えられるウィザーズにとって、八村が1年目から重要な戦力となる可能性は十分ありそうだ。
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東京五輪出場が決まっているバスケットボール日本代表「アカツキファイブ」でのプレーもおおいに楽しみである。