安くてウマいのがチェーン店カレーの魅力。専門店のほか、牛丼やそば、回転寿司に弁当店などカレーを扱う業態は多様です。ここでは、カレーの本場インド出身の3人にそれぞれお気に入りのカレーを紹介してもらいました。
【1人目・プラティーク・ヴァーマさん】
インドのデリー出身。チキンと羊を使ったカレーが好みで、味に求めるのはスパイシーな香りと辛さ。
<イチオシはコレ!>
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松屋が手がける専門店の一番人気メニュー
マイカリー食堂
ロースかつカレー(マイカリーオリジナルプレーン カレーソース・中辛・普通盛り)
550円
カレーファンから「カレーの店」と称されるほど、評価が高い牛めし店・松屋を運営する松屋フーズが手がけるカレー専門店。その一番人気メニューがこれ。カレーソースはオリジナルのほか欧風も選べます。
<ココがスゴいヨ!>
故郷のカレーを思い出すコクとスパイシーな香り
「ソースのグレービーなコクと、口いっぱいに広がるスパイシーな香りがよかったです。デリーの味に近いと感じました。これは、かつがなくても十分魅力的なカレーですよ」(ヴァーマさん)
<コレもスゴいヨ!>
素材のうまみとスパイスの香りが絶品
松屋
オリジナルカレー(並盛)
380円
松屋で牛めしと双璧をなす人気のカレー。14種類のスパイスを使用し、コクと深みを感じられるのが特徴です。「余韻までスパイスの香りが感じられてとてもおいしい。ライスとの相性も抜群に良いです!」(ヴァーマさん)
【2人目・カリヤニ・マネさん】
インド西海岸の大都市、ムンバイ出身。肉や野菜のほか魚も好きで、米もパンもよく食べるが刺激的な辛さは苦手。
<イチオシはコレ!>
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大きな具がゴロッと入ったクリーミーなカレー
マイカリー食堂
バターチキンカレー(マイルド・普通盛り)
650円
スパイスをたっぷりと用いつつも、バターやクリームを使うことで辛味を抑えた北インド風のテイスト。大きい鶏肉や野菜がゴロッと入っているのも特徴です。商品の特性上、辛さはマイルドのみ、カレーソースも1種類ですが人気は高いです。
<ココがスゴいヨ!>
素材が生む魅惑的な調和! リッチな香りでおいしい
「チェーン店でこんなにおいしいカレーが食べられるとは! トマトの酸味とたまねぎの甘味が、ココナッツミルクと魅惑的なハーモニーを生み出しています。リッチな味で僕は大好き」(マネさん)
<コレもスゴいヨ!>
辛さは控えめでも香りはスパイシー
オリジン弁当
バターが決めてのチキンカレーとんかつ
637円
ココナッツミルクとバターが、甘くまろやかな味わいを演出。「なんだかんだ、僕はバターチキンが好きだな。オリジン弁当のカレーはスパイスの香りに深みがあって本格的。それでいて辛さが控えめなのもイイね」(マネさん)
【3人目・パラヴィ・プラサドさん】
濃厚なカレーが特徴のインド北部にあるデリー出身。子どものころから慣れ親しんだクリーミーなカレーがお好みです。
<イチオシはコレ!>
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クリーミーでマイルド!甘さが豊かな本格派
オリジン弁当
バターが決めてのチキンカレー
421円
トマトの酸味にココナッツミルクとバターを合わせた、北インドテイストのクリーミーなカレー。チキンもしっかり入っていて食べ応えがあります。辛さを控えた一方で、甘味が豊か。マイルドな味わいです。
<ココがスゴいヨ!>
適度な硬さの肉がデリーを思い出させる!
「今回インドの味に近いと感じたうちのひとつ。私の好きなコリアンダーシードがしっかり香っていてグッド。あと、お肉の食感も故郷のデリーを思い出す適度な硬さでよかったです」(プラサドさん)
<コレもスゴいヨ!>
老若男女にうれしい具だくさんカレー
マイカリー食堂
バターチキンカレー(マイルド・普通盛り)
650円
スパイスを駆使しながらも辛さは抑え、老若男女が食べやすい味に仕上げている。「大きなチキンに、にんじん、じゃがいも、たまぎ、いんげんなど野菜もたっぷりでうれしい! リッチなソースも美味!」(プラサドさん)
文/中山秀明 取材協力/LIFE PEPPER