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料理
2020/3/18 21:45

料理に対するズレを解消し、おうちご飯をワンランクアップ! 女も男も笑顔になれる「コツ」とは?

先日、料理がきっかけで夫婦喧嘩をしました。とりあえず食べたい夫、美味しく食べて欲しい嫁の私。私としては、買い物に行くときから料理は始まっているのですが、普段料理をしない夫としては、そんなことはあまり関係なかったようで、「お腹が空いているのに、まだ一品追加するの?」という雰囲気。腹が立ち、そこからは会話もなくなり喧嘩に。

 

今思い返せば、くだらないと思えるのですが、その時は本当にイライラしたのです。1週間半ほどで仲直りできましたが、そういえば……と思い、本棚から引っ張り出した『男を満たす最強の手料理』(寺田真二郎・著/文響社・刊)を読んで眼から鱗がポロポロと落ちてきました。そう! 男と女では、料理に対する気持ちのズレがあったのです。

 

今回は、男も女も笑顔になれるおうちご飯のコツをご紹介していきます。

 

こんなに頑張っているのに〜! という女性たちへ

性別にかかわらず、誰もが料理をする時代にはなってきましたが、まだまだ世間は「女性が料理を作る」ことが多いはず。私も「料理が好き」という理由で、我が家のご飯担当を務めております。それこそ、付き合いたてのころなんてのは、一生懸命に彼に美味しい料理を食べて欲しいと力むもの。懐かしいな〜……。

 

【女性のホンネ】 ↔︎ 【男性のホンネ】

愛情(手間ひま)をかけたい ↔︎ それより早く食べたい

自分らしいアレンジを加えたい ↔︎ そんな凝ったものでなくていい

ヘルシーなものを作りたい ↔︎ 肉が食べたい

見た目をよくしたい ↔︎ ご飯に合えばいい

片づけがめんどうな料理はイヤ ↔︎ 揚げものが食べたい

 (『男を満たす最強の手料理』より引用)

 

そうなんだよ、忘れていたけど、お互いのホンネはそうなんだよ!

 

手間ひまかけたいというのは私の勝手であって、そんな手間ひまなんて男性は気にしていないし、うまけりゃいいんだってことを忘れていたー!(笑)めっちゃ男性に対して失礼な言い方ですけど、実際そうですよね?

 

だったら、ちょっとの手間で「うまい」と思ってもらえる方がお互い気持ちがいい。では早速、女性が男性に作りたい料理としても人気が高いハンバーグの作り方をポイントを交えながらご紹介していきます。

 

 

フライパンとレンジを使えば、ふっくらハンバーグの出来上がり!

一度でもハンバーグを作ったことがある方なら「これ火が中まで通っているのかな?」って心配になって結局食べる前にレンジでチンしちゃう……なんて経験があると思います。それに具材を混ぜて焼くだけなんだけど、手もメッタメタになるし、ふわっとしたハンバーグにならなかったりと、簡単そうでじつは時間もかかるし難しいんですよね。そんなハンバーグも、ポイントをつかめば2人分が15分で作れちゃうんです。材料と作り方をご紹介しましょう。

 

材料(2人分)15分

合いびき肉…300g(よく冷やしておく)

塩…小さじ1/2、サラダ油…小さじ2

★(ハンバーグのタネ)

玉ねぎ…1/2個(みじん切り)、卵…1個

パン粉…大さじ3、牛乳…大さじ3

黒こしょう…少々

❤︎(ハンバーグソース)

ケチャップ・水…各大さじ2

ウスターソース・みりん…各大さじ2

しょうゆ…小さじ1

バター…10g

 

作り方

1 ビニル袋に合いびき肉と塩を入れ、1分ほどしっかりと揉む。

2 1に★を入れ揉みながらよく混ぜ、袋から取り出し2等分にする。両手で数回キャッチボールをするように空気を抜き、厚めの小判型に整える(中央は凹ませなくてOK)。

3 フライパンにサラダ油を中火で熱し2を並べ、美味しそうな焼き色がついたら裏返す。片面も同じ様に焼き、耐熱皿にのせ、ラップをしてレンジで約6分加熱し器に盛る。

4 3のフライパンに❤︎を入れ中火で熱し、とろみがつくまで煮詰める。火を止め、3の耐熱皿に残った肉汁を加え混ぜたら、ハンバーグにかける

(『男を満たす最強の手料理』より引用)

 

そう! 最後までフライパンで焼く必要がないんです!! もう今夜の夕飯はこれで決まりだな(笑)。ちなみに電子レンジは600Wですので、500Wを使っている方は、1.2倍の時間で調整くださいね。こねる部分でも袋を使うので、メッタメタな洗い物も少なくてすむから、ありがたい。

 

さらに『男を満たす最強の手料理』にはこの定番のハンバーグの他に、餃子風中華ハンバーグというアレンジ料理も紹介されているので、具材のバランスを変更してソースの味も変えるだけで、作り方はほぼ変わらずでレシピをひとつ増やすこともできちゃいます。何回か作っていけば、ジューシーでふっくらのハンバーグを手軽に作れる様になりますね。

 

 

作る側も、食べる側も満足なレシピを

もちろん、手間ひまかけたい! という人はじゃんじゃんかけちゃって良いと思います。私も「ここぞ!」という時や、自分が「もう〜とにかく今日は料理したい!」という時には、たっぷりと時間をかけて作ります(味は保証できないですが)。

 

でも、毎日しなければいけない料理を少しでも楽に、そして食べてもらう人にも満足してもらいたいという気持ちがあるのなら、この『男を満たす最強の手料理』はとっても役立つでしょう。男女関係なく、手間を減らして満足できる料理というのはうれしいもの。とはいえ、女も男も笑顔になれるコツというのは、「作る人も食べる人も、楽しく」と、意外と簡単なことなのかもしれないとレシピを眺めながらふと思ったのでした。

 

この春から新生活で、料理を作る機会が増えるという方や、我が家のレシピがマンネリ化してきたな〜と悩んでいる方、新型コロナウイルスの影響で自宅にいることが増え「またこれ〜?」なんてお子様に言われて悩んでいる方、作る人も食べる人も楽しくなれるレシピ本をこんな時こそ活用して、食事の時くらい笑顔でいたいものですね♪

 

 

【書籍紹介】

男を満たす最強の手料理

著者:寺田真二郎
発行:文響社

愛情を込めた手料理なのに、男性の反応がイマイチ…。この本は、そんな経験をしたことがある、そんな経験をしたくない!という方のために作られた料理の本です。男性視点で食べたい料理に女性目線も取り入れて、「超・簡単に」「失敗せず」「お店のような味」が出せて、「他にはないアレンジもある」「男性も女性も大満足!」。そんな夢のような全87レシピを紹介していきます。

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