鍋料理が美味しい季節になりました。私は鍋料理が大好きでして、秋から冬にかけて多い時は週2〜3回ほどキメてしまいます。最近は「鍋の素」の種類も豊富なので飽きることなく楽しめますよね。ひとり用の鍋の素なんかもあるのでテレワーク中のお昼にもぴったりっ!
そんな鍋には欠かせない「とうふ」ですが、脇役ではなく主役級にレシピが豊富だとご存知でしたか?『めんどうなことなし! いちばん簡単なとうふレシピ』(瀬尾 幸子・著/主婦の友社・刊)には、定番から意外なレシピまで67品が紹介されています。今回はこの中からとうふの基礎情報と、鍋だけじゃもったいない! と思ってしまうような手軽で美味しいレシピもご紹介します。
「木綿」と「絹」の違いって知ってる?
みなさんの家庭では、「絹」と「木綿」どちらの豆腐を多く使っていますか? 個人的には、形が崩れず味も染み込んでくれる「木綿」が好きなのですが、たまにトゥルン! とした「絹」を食べると「こっちもいいわね〜」とブームが入れ替わるような感じです。
『めんどうなことなし! いちばん簡単なとうふレシピ』で紹介されているレシピの表記にも、「木綿どうふ」「絹ごしどうふ」と指定しているレシピ以外では、好きな方を使ってOKということでしたので、まずはそれぞれの豆腐の違いを把握しておきましょう。
■木綿どうふ
豆乳ににがりなどの凝固成分を加えて、固まり始めたものを木箱に流し入れて重しをし、余分な水分を抜いたとうふです。水分が少ない分、大豆の栄養が多く残っていて、風味も強く、くずれにくいのが特徴です。
■絹ごしどうふ
濃い豆乳を四角い型に入れ、にがりなどの凝固剤を加え、重しをせずに固めたとうふ。やわらかくなめらかな口当たりで、その食感から“絹”の名がつきました。
(『めんどうなことなし! いちばん簡単なとうふレシピ』より引用)
勝手な想像で、豆腐を作る工程で「木綿」は木綿の布を使っていて、「絹」は絹の布を使っていると思っていました(笑)。多分、何人かにそんな話をした気がする!!! ごめんなさい〜〜!
ちなみに最近、プロテインを飲んでいる人の中で話題の「タンパク質」ですが、木綿どうふ一丁を食べると1日に必要なタンパク質の約3分の1がとれると言われています。絹ごしどうふの方がやや少なめということなので、タンパク質を積極的に摂取したいという方は、木綿どうふがおすすめです。
余った豆腐はどうやって保存したらいいの?
豆腐を買ってきても、使いきれず余ってしまうことってありませんか? 私は余らすのが嫌なので、鍋に一丁入れてしまったりするのですが、そうすると旦那さんから「いつも量が多いんだよ〜」とお叱りを受けます(笑)。余った豆腐はどのように保存したら良いのでしょうか?
できれば買ってきたその日のうちに使い切りたいものですが、どうしても保存したい場合は、手をつけていなければパッケージのまま冷蔵庫に入れ、賞味期限内に食べきります。パッケージから出したものは、かぶるくらいの水を入れた保存容器に入れて冷蔵し、水をとりかえながら、2〜3日で食べきりましょう。
(『めんどうなことなし! いちばん簡単なとうふレシピ』より引用)
「水をとりかえながら」がポイントですね! 3個入りの小分けパックで販売されているので、ちょっとでいい時には小分けパックを買うのもいいかもしれませんね! また余った豆腐は『めんどうなことなし! いちばん簡単なとうふレシピ』に掲載されているレシピで毎日豆腐を食べてもいいのですが、「ちょっと今日は違うもので」という時には、この方法で保存しつつ、早めに食べきるようにしましょう。
簡単&絶品! 10分でできる豆腐のおかず
レシピが67品もあるけど、所詮豆腐でしょ? と侮るなかれ! 定番のハンバーグや肉どうふなど想像できるようなレシピだけじゃなく、カレーに餃子にオムレツなど意外なものもたくさん掲載されています。今回はその中でも作って簡単、食べて美味しい、「たぬきやっこ」をご紹介します。
材料(2人分)
とうふ…1丁(300g)
天かす…大さじ4
万能ねぎの小口切り…4本分
めんつゆ(3倍濃縮)…大さじ3
作り方
1 とうふは食べやすく切って耐熱容器に入れ、ラップをかけて電子レンジ(500W)で4分加熱する。
2 なべにめんつゆと水大さじ3を入れて中火にかけ(電子レンジであたためてもよい)、煮立てる。
3 とうふを器に盛り、天かす、万能ねぎをのせ、2をかける。好みで七味とうがらしを振る。
(『めんどうなことなし! いちばん簡単なとうふレシピ』より引用)
天かすって家で余りがちで、気がつくと賞味期限が切れてる……なんてこともありますが、このレシピがあればすぐなくなっちゃいますよ! めんつゆと天かすは本当に最強コンビなので、お好みのとうふでぜひ味わってみてください。
『めんどうなことなし! いちばん簡単なとうふレシピ』には他にも、厚揚げや油揚げ、おからなどのレシピも満載。お鍋やお味噌汁以外にも無限の可能性を持っている豆腐レシピでお腹からホットになって、寒い冬を乗り切りましょう!
【書籍紹介】
めんどうなことなし! いちばん簡単なとうふレシピ
著者:瀬尾幸子
発行:主婦の友社
とうふはえらい!栄養豊富で低カロリー、しかも安いから毎日食べたい!! だから、1冊まるごととうふの本をつくりました。のせるだけ、くずしてまぜるだけ、焼くだけ、煮るだけのレシピが沢山。「これってめんどう」と思う手間をできるだけ省いた簡単レシピが自慢です。67品をご紹介。
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