世界中のサッカーファンが驚愕する、まさかの判定にC・ロナウドも我慢ならなかったようだ。SNSで話題となっているのが、カタールワールドカップのヨーロッパ予選、ポルトガル対セルビアの試合終了間際のプレー。
Video evidence, in case the photo wasn’t enough for you.
Commentator definitely thought it was in. Wasn’t going to let the ref ruin his goal call #SRBPOR https://t.co/uDxoHQ2108— Brendan Dunlop (@Brendan_Dunlop) March 27, 2021
2点を先制したポルトガルだったが、後半に追いつかれてゲームはアディショナルタイムに突入。すると、浮き玉パスにロナウドが見事に反応しダイレクトシュート、ボールは無人のゴールに向かって転々と転がっていった。しかし、相手DFがスライディングでボールをクリアし、判定の結果ノーゴールに。
だが、スローの動画で見てみるとゴールラインを割っているのだ。この判定に納得のいかないロナウドは、審判に向かって猛抗議を繰り広げるものの実らず、結果としてイエローカードが提示されてしまった。そして、まだ試合終了の笛が鳴る前にキャプテンマークを叩きつけて、怒りの形相でピッチを去っていったのだ。
Cristiano Ronaldo walked off the pitch before the final whistle at the end of the Serbia-Portugal game, and threw his captain’s armband in frustration. pic.twitter.com/I2i9uwkPhM
— ESPN FC (@ESPNFC) March 27, 2021
この“疑惑の判定”に対してSNS上では「明らかにゴールだろ」「VAR(※1)はどうしたんだ?」「クリロナがかわいそう」といった声が殺到。また、試合終了前にピッチを去ったクリロナの振る舞いにも賛否両方の意見が上がっているのだ。
※1:ビデオアシスタントレフェリーの略。別の場所で映像を見ながら、フィールドにいる審判員をサポートする審判員のこと。
Portugal denied a win at the death as the referee deemed ?? captain Stefan Mitrović cleared Ronaldo’s effort before the ball fully crossed the line. Shame that we’ll never know because there’s no goal line technology or VAR at this level. Makes sense, right? pic.twitter.com/qRZpWW7Svj
— Brendan Dunlop (@Brendan_Dunlop) March 27, 2021
ちなみに、ヨーロッパ予選ではVARやGLT(※2)の技術が導入されていない。決まっていれば、勝利は確実だったポルトガル。同点と勝利では勝ち点に大きな差がでるため、今後の戦いを左右するまさに悲劇的なジャッジとなってしまった。
※2:ゴールライン・テクノロジーの略。ゴールの判定に用いられる電子補助システム。