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調理家電
2021/11/14 19:00

無印良品の新作「深型ホットプレート」を20代一人暮らしが試したら…油跳ね、臭い移りなしに感動!

無印良品から新しい調理家電「深型ホットプレート」が発売されました。見るからにシンプルかつミニマルなデザインが「無印らしさ」を感じさせる一品。税込で4990円と、この手の家電の中では手が出しやすい価格も嬉しいポイントです!

 

本記事では同製品を、一人暮らしをしている20代の女性ビジネスパーソンを代表して、GetNavi web編集部員の筆者がレビューしてみました。普段はあまり自炊をしないのですが、そんな筆者でも美味しい料理はできるのか?! 使い勝手やいかに!

1人前にちょうどいい!

本製品は、幅22cm×奥行16.5cm×高さ14.5cm(蓋を含む)となっており1人分を作るのに丁度いいサイズ。一般的に、ホットプレートというと、その名の通りプレート状の浅い加熱板をもつものが多いのですが、これは焼く・炒める以外に、煮る・茹でるなどの調理にも対応できる深さが特徴になっています。重さも約1.4kgと軽く、操作パーツも温度調整するレバーのみでシンプル。

 

↑温度は保温モードのWARM(50℃〜70℃)、LOW(120℃)、MID(160℃)、HIGH(200℃)の4段階

 

そのシンプルさとミニマルさに、とても無印らしさを感じます。サイズのみならず、落ち着いたマットブラックは主張が激しくないので、どこに置いても大人しく鎮座してくれます。狭い正方形のスペースにも難なく収納できるので、出しっぱなしOKの調理家電と言えるでしょう。

↑この様な狭いスペースに収まってくれています

 

実際調理するプレート部分も控えめなサイズですが、アヒージョなど1人前の量が多くないメニューなら2人分を作る余裕があります。

↑プレートのサイズもこぢんまりとしています

 

熱の通りが良くサクっと一品作れる

今回作ったのは「煮込みハンバーグ」。満腹感もありながら、女子力的にも満点に近いメニューです。

↑これらの材料に加え、ケチャップと砂糖も用意があるとなおよし

 

材料はこんな感じ。平日の慌ただしい夕食を想定して、ハンバーグは出来合い。いいのです、楽できるところは手を抜いて。さて、早速調理開始といきましょう!

 

あらかじめ、ホットプレートに少量のオリーブオイルを塗り広げておき、スイッチON。温度はHIGH(200℃)に設定し、プレートが温まったらまずはハンバーグから焼いていきます。

↑サッと油を引いて、ハンバーグから焼き始めます

 

深さがあるだけでなく、フッ素樹脂塗装によってこびりつきにくくなっており、あまり油を使う必要がないので、跳ねを気にせずエプロン無しで調理可能でした。この点は筆者の推しポイントの1つ!

 

また、肉を焼く時に必須なのは換気扇でしょう。でも今回のメニューではあまり匂いが気にならないので、上の写真のようにキッチンじゃない場所でも料理できちゃうのです。コンセントが近くにあればどこでも料理できちゃう、これも推せるポイント!

 

さて、ホットプレート調理だからと言って油断は禁物! 火力が強いので、1、2分ですぐ焼き目が綺麗につきます。

↑肉の焼けるいい音が響き渡ります

 

先ほど、プレートはこぢんまりとしていると記しましたが、一般的なフライ返しを使えるだけの幅はあるので、ハンバーグをラクラクでひっくり返せます。こうして両面に焼き色がついたら、ソースを流し込みます。ソースは、水で溶いたブラウンソースに、ケチャップを足し、砂糖も加えたもの。ひと手間ですが、甘めが好きな人にはピッタリな独自レシピです。独自ゆえ、それぞれの分量は目分量!味見しながらお好みで味を整えてください。

 

なお、公式のレシピブックは添付されていませんが、本製品を使用したオリジナルレシピをブログやSNSで公開してくれる人もこれから増えそうなので、楽しみです。

↑温度はHIGHのまま蓋をします

 

温度はHIGHに設定したままいったん蓋をして、MIDに下げて煮込んでいきます。インゲンやブロッコリーなど、固めの野菜を添える場合は、この時に一緒に煮込んでも良し。レバーを動かして温度を調整する際は赤いランプが点灯し、設定温度まで温度が上昇すると消灯します。

 

筆者は野菜の食感を残したかったので、グツグツと音がし始めたあたりで投入しました。ソースが煮立つまでの所要時間は3分程度。想像よりサクサクと調理が進みます!

↑インゲン、パプリカ、プチトマトで彩りをプラス

 

仕上げに、もう一度蓋をしてLOWに設定し、3分程煮込んでいけば完成。ここまでの所要時間、わずか10分! なのにしっかりと厚めのハンバーグに火が通っています。まるで圧力鍋で調理したかのような速さと、クオリティーに驚きました!

↑完成した煮込みハンバーグ。しばらくソースがグツグツしているのが食欲をそそります

 

↑一人用なので、プレートから直接食べたっていいのです。洗い物を増やしたくない人にはオススメ

 

食卓を圧迫しないサイズなので、ホットプレートから直接食べるというズボラさを発揮したって大丈夫! 洗い物もプレート一枚で済むし、温かいまま食べられるのが嬉しいですね。

 

少人数のパーティーにも大活躍!

先述したとおり、本製品は小さいながら2人前までなら調理可能。突然の来客や親娘での女子会、彼と過ごす時間、そんなシチュエーションにも最適でした。保温モードがあるので他の料理やお酒を楽しみつつ、たまに箸を伸ばしても温かいままだし、やはり省スペースなので、テーブルの真ん中に常備して1皿とすることが可能なのです。韓国料理の代表「トッポギ」も、まるで屋台で食べているかのようにアツアツを楽しめました。(写真ではコンセントを外しています)

↑トッポギ2人前も余裕です。韓国料理でまとめてみました

 

ホットプレート自体の熱が周囲に影響することもなく、冷えたビールを近くに置いても、冷菜を置いても問題なし。

↑割り箸でいいじゃない、美味しければ

 

[まとめ] ファミリー用にも時短調理におすすめ

洗うのが必要なパーツはプレートと蓋だけで、中性洗剤で洗うことが可能。フッ素樹脂加工で汚れが落ちやすくなっています。とはいえ、プレートに少し油っぽさが残ってしまう印象があります。筆者は何度か洗い直しました。本体は布でサッと拭うだけで綺麗になります。

 

今回は一人暮らしで1〜2人分の想定でしたが、例えば家族用に少量のつまみを作ったり、子どもの「腹へった攻撃」にサクッと一品作ったり。そんなシチュエーションでも活躍してくれそうです。置き場所を節約したい、サブとして使いたいという人も、見た目にもお洒落な方がいいという人も、ぜひお家に迎えて使い倒してみてください!