10月12日の「Meta Connect」イベントでは高級VRヘッドセット「Meta Quest Pro」が発表されたものの、安価なQuest 2の後継モデル「Quest 3(仮称)」は姿を現しませんでした。
しかしMetaのザッカーバーグCEO本人が、Quest 3の価格は300~500ドルで、2022年内に出ることはないと述べたことが明らかとなりました。
これはザッカーバーグ氏がマイクロソフトのサティア・ナデラCEOとともにインタビューを受けた際に、発言したことです。いきなり同氏は「今年ではないが、Quest 3が登場し、その価格は300ドル、400ドル、500ドル、そのあたり」と言い放っています。
ここから、おそらくQuest 3は次のMeta Connect(年次開発者会議で10月頃に開催)、ないしは別の単独イベントで登場する可能性が高いと推測されます。
ちょうど先日、VR関連リーカーのBradley Lynch氏がQuest 3の「CAD画像」をYouTubeで公開したばかりです。
Lynch氏も2023年発売の可能性が高いと言っており、ザッカーバーグ氏の発言で裏付けが取れた感があります。Quest Proが高価なために廉価モデルに期待が集まっていましたが、あと1年待ちになるかもしれません。
Lynch氏が語っていたQuest 3のハードウェア仕様は、ざっと以下の通りです。
- Quest 2のような布ストラップ、背面バッテリー非搭載
- 6自由度トラッキング用カメラ×2
- 外部カメラはBW(白黒)×2とRGB×2
- 深度センサー
- LCDディスプレイ×2
- メカニカルIPD調整
- パンケーキレンズ
- アイトラッキングとフェイストラッキングは非搭載
- 冷却用にシングルファン搭載
- SoCはクアルコム社製「Snapdragon XR2(第2世代)」
- ドック充電用コネクター
米国で300~500ドルであれば、日本では4万5000円~7万5000円といったところでしょう。「だいたいPS5と同じ価格」に留まるなら、VRヘッドセットの中では人気機種となりそうです。
Source:Stratechery
via:UploadVR