日立グローバルライフソリューションズは、カリモクとの協創プロジェクト「Chiiil with Karimoku(チールウィズカリモク)」の第一弾として、販売中の「Chiiil(チール)」に、カリモクの木製家具「MINIBAR(ミニバー)」を組み合わせた、2 段棚付きの冷蔵庫「Chiiil MINIBAR(チールミニバー)」を、2025年7月29日に発売しました。主に「日立の家電品オンラインストア」にて販売されます。今回、こちらの製品のお披露目発表会に参加し、直に製品を見たり、開発者のお話を聞いてきました。
記事のポイント
生活スタイルや好みに合わせて使える冷蔵庫として販売中の「Chiiil」に、木製家具の「MINIBAR」を組み合わせた新コンセプトのセカンド冷蔵庫。どんな暮らしに心地よさを感じるか、の視点から冷蔵庫選びができる贅沢な一台です。両社の開発者が話してくれた製品ができるまでの苦労話も興味深く、これまでの家電の枠をはみ出して日立GLSとカリモク家具がチャレンジした逸品です。
本製品は、日立GLS とカリモク家具との出会いにより生まれた、新しいスタイルの冷蔵庫です。冷蔵庫「Chiiil」と木製家具「MINIBAR」の融合による暖かみのある質感が、落ち着いた雰囲気を醸し出すことで、日々の暮らしに心地よさを届けます。お部屋のテイストに合わせて、冷蔵庫「Chiiil」10色、木製家具「MINIBAR」3種4色からお気に入りの組み合わせを選ぶことができ、自分好みの冷蔵庫「Chiiil MINIBAR」が楽しめます。


冷蔵庫「Chiiil」は、保存したい食品に合わせて温度帯と庫内のレイアウトを選択可能。いつも冷やしておきたいお酒や飲み物は「冷蔵(強め:約2℃、標準:約4℃、弱め:約6℃)」を、常温保存したい飲料やお気に入りのコーヒー豆など冷暗所に保存したい食品は「セラー(強め:約8℃、標準:約12℃、弱め:約16℃)」を、それぞれ選べます。さらに、食品のサイズに合わせて棚の位置を変えることで、庫内のレイアウトを変更できるので、一升瓶のような背の高いものも収納できます。

木製家具「MINIBAR」の2段の棚は、飲み物のボトルやグラス、スナックなどを置くのに便利です。シンプルで使いやすく、自然と日々の暮らしに溶け込みます。使い込むことで表情が変わっていく天然木材を使用し、愛着をもって長く使うことができます。

製品発表会での開発担当の日立GLS・商品企画部の南野智之さんとカリモク家具・事業開発部の伊串直恭さんの話によると、この木製部分の取り扱いに一番苦心したとのこと。日立側では、これまでの家電づくりにおいてほとんど天然の木材を扱ったことがなかったため、湿度の問題やすべてが同じではない木の個性に戸惑い、冷蔵庫部分と組み合わせるところに非常に時間がかかったそう。両社で何度も話し合いとトライを重ねたといいます。家電のプロと木製家具のプロがお互いのノウハウを共有し、こだわりをとことんぶつけて完成した本製品、できあがりの反応についてもとても気になったといいます。
実際、昨年の5月11日~18日にかけて、カリモク家具のハイブリッドスペース「Karimoku Commons Tokyo」にて展覧会を開催したところ、この商品のコンセプトやデザインに多くの共感の声を得られたそう。そこにはインテリア好きの人をはじめ、デザイナーや建築家などのプロも数多く訪れたことから、そういった人たちから好評だったことは、その後の本製品化に向けての自信につながったといいます。

冷蔵庫のカラーと木製のMINIBARの組み合わせは全44通り。それを家の中のどの空間に置き、そこに何を入れて、どんなときに利用するのか…すなわちそれは自分のライフスタイルを追求することにもつながり、日々の暮らしを豊かにするエッセンスとなることでしょう。
両社のこだわりと苦労がつまった新コンセプトの家具のような冷蔵庫「Chiiil MINIBAR」は下記の期間、カリモク家具の複合施設「KARIMOKU RESEARCH CENTER」(東京・西麻布)にて展示中です。
展示期間:2025年8月1日~8月29日12:00~18:00 ※土日休業、不定期休館
展示場所:KARIMOKU RESEARCH CENTER