「U3万円」の交換レンズでここまで撮れる! 高コスパな一眼レンズ「7Artisans」を試してみた

ink_pen 2020/4/9
  • X
  • Facebook
  • LINE
「U3万円」の交換レンズでここまで撮れる! 高コスパな一眼レンズ「7Artisans」を試してみた
ゴン川野
ごんかわの
ゴン川野

フリーライター。専門分野はオーディオとカメラ。家電製品総合アドバイザー。NPS会員。AllAboutデジカメガイド。レンズ沼と真空管沼に浮き沈みして、レコードとフィルムカメラ時代から、うたかたのごとく生き続ける。

女性を撮るならこれだけは欲しい中望遠「7Artisans 55mm F1.4」

55mmF1.4はAPS-Cサイズ専用設計のレンズで、FUJIFILMのボディに付けると83mmになります。何か中途半端な数字と思われるかもしれませんが、85mm前後から90mm前後は中望遠レンズと呼ばれ、ポートレート撮影の定番レンズ。50mmよりも歪みが少なく、ボケ味が美しい、被写体との距離感がちょうどいいことから人物撮影に重宝されました。

 

逆にいえば、それ以外の使い道があまりなく、80〜200mmF2.8を手に入れたらお役御免という感じのレンズでもありました。当時の85mmの開放絞り値はF2かF1.8で、F1.4は結婚式場のカメラマンが使う高級レンズでしたが、それが1万7417円なら「1本いっとく〜?」という気分になりますね。

↑55mmは鏡胴が長く高級感があります。とてもU2万円には見えません

 

↑被写界深度は狭くなり、F16まで絞っても無限遠から3mまでしかピントが合いません

 

【作例】美しいボケで誰でもプロ並みの写真が撮れる

↑いままでのボケ味とは違うモデルが浮き上がるようなボケ。このレンズを使えば誰でもアイドル写真集のようなボケ味のある写真が撮れます。ただし瞳AFは使えないのでMFのピント合わせの腕を磨いて下さい

 

↑前ボケと後ボケを入れてのスナップ撮影。ミラーレスなら超高速電子シャッターが使えるので明るい日中でも絞り開放で撮れます。いい時代になりました

 

↑最短撮影距離は35cmですが中望遠なので遠くからマクロ撮影ができます。ボケ味もキレイなので観葉植物の撮影にも適しています

 

Related Articles

関連記事

もっと知りたい!に応える記事
Special Tie-up

注目記事

作り手のモノ語りをGetNavi流で