CDよりも情報量が多く高音質なハイレゾ音源の再生に対応するオーディオ機器は、低価格化が進んでます。ハイレゾ再生が可能なスマホが続々と登場して一般ユーザーに身近になったこともあり、16年は特にイヤホン、ヘッドホンの価格破壊に拍車がかかると予想されています。そこで、低価格でもしっかりハイレゾを聴ける、コストパフォーマンスに優れたオーディオ機器をご紹介します。
低価格でも上質な音を楽しめる「SE-5000HR」
ソフトバンクセレクション
「SE-5000HR」
実売価格7200円
ソフトバンクセレクション初のハイレゾ対応イヤホン、「SE-5000HR」は、7000円台という低価格ながら、45kHzの高域を再生でき、スマホでも上質な音を聴ける高コスパ機として注目されています。
ボイスコイルを振動板に直結させる「Direct Fixing方式」を採用しており、伝達ロスとノイズを低減して、伸びやかな音を再生します。
マイク付きリモコンを搭載し、スマホ接続時に着信があれば、イヤホンをしたまま通話できます。イヤホンのデザインは金管楽器をモチーフとしており、アルミ製ボディが質感を高めています。
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ヘッドホンやコンポにも高コスパモデルが登場
ハイレゾ再生に対応した低価格の高コスパモデルは、イヤホン以外のオーディオ機器でも続々登場しています。
エレコム「EHP-R/OH1000A」は、43㎜径ドライバーが迫力のサウンドを鳴らすハイレゾ対応ヘッドホン。レスポンスの高いチタンコート振動板を採用し、中高域の音響効果を高めつつ、キレのある低音を実現しています。
エレコム
「EHP-R/OH1000A」
実売価格8650円
パイオニア「XDP-100R」は、DSD最大11.2MHzを再生可能な携帯音楽プレーヤー。ハイレゾ音源を圧縮してロスレス伝送できる「MQA」にも対応しています。
パイオニア
「XDP-100R」
実売価格6万4850円
オンキヨー「DP-X1」は、パイオニア「XDP-100R」の兄弟機。DACとアンプを各2基搭載して音質を向上しています。対応する音声フォーマットなどの仕様は、「XDP-100R」と同等です。
オンキヨー
「DP-X1」
実売価格7万5380円
JVCのデスクトップコンポ「XK-330」は、新書サイズ(約W103×H182㎜)の小型スピーカーを備え、ハイレゾ音源を伸びやかに再生します。NFCによるBluetooth接続にも対応し、スマホで手軽に音楽を楽しむこともできます。
JVC
「XK-330」
実売価格4万5510円
このように、ハイレゾ再生に対応した低価格な製品が続々と登場していますが、一般ユーザーのハイレゾへの期待は高く、安いだけの製品は次第に淘汰されていくでしょう。低価格でも、音質にこだわったアイテムを吟味していく必要があります。