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2017/8/30 17:09

屋外でも“痩せない”音に驚愕!――コスパ抜群のBluetoothスピーカー、Anker 「SoundCore 2」

価格を超えたクオリティと評判のポータブルスピーカー、Anker SoundCoreの後継機としてデビューした「SoundCore 2」。高い防水性能を備え、低音も強化されたという新モデルの実力を、アウトドア好きライターがチェックしました。

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Anker
SoundCore 2
実売価格5199円

小型ながらパワフルな音を鳴らす、IPX5相当の防水性能を備えたポータブルBluetoothスピーカー。マイクを内蔵し、スマホを接続してのハンズフリー通話や、音声アシスタント機能の利用が可能です。

●無線規格:Bluetooth 4.2●防水:IPX5●実用最大出力:12W●連続再生:最大24時間●バッテリー容量:5200mAh●入力端子:音声×1●充電時間:約2.5時間●サイズ:約W168×H73×D56mm●質量約:360g

 

水音のなかでもしっかりと音が耳に届く

手にしてまず感じたのは、手触りの良さです。滑らかな表面と丸みを帯びたデザインで、ホールド感が良好。低価格な製品にありがちな“雑”な仕上げではありません。

 

まずは室内で試聴します。解像感が高く輪郭がクッキリした音で、低音もこのサイズとしては優れています。小さい筐体でも低音が〝痩せていない〟ことに感心しました。スピーカーは筐体の左右に配置されていますが、間隔が狭いため、50㎝以上離れたところで聴くとステレオ感は感じられませんでした。

 

流水にさらしても問題なく使えるIPX5相当の防水に対応するSoundCore 2。キッチンで洗い物をしながら試聴しました。ザーッという水音のなかでも、低音から高音までかき消されずにきちんと聴こえました。

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↑水しぶきを気にせず使えるので水仕事中も近くに置けます。サウンドも水音に負けずクッキリ。濡れたゴム手袋を着けてもスムーズに操作できました

 

今度は屋外へ。最大音量なら50mほど離れても音が届きました。背面でもしっかり聴こえるので、キャンプ会場などの中心に置いて音楽を共有してすることもできます。

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↑屋外でも辺りに鳴り響く大音量を出せるので、周囲の人に迷惑をかけないよう注意。後ろでもきちんと音が聴こえるのは意外でした

 

再生ボタンを長押しすると、Siriなどスマホの音声アシスタント機能が使えます。マイクを搭載するため、スマホに触れなくても通話できるのは便利。操作ボタンが大きくわかりやすいのも評価したい点です。

 

不満を挙げるなら、1台の端末としか同時に接続できない点くらい。ハイレゾ再生に対応していればなお良かったのですが、5000円程度であることを考えればコスパは高いです。小型スピーカーを探している人なら、買って後悔することはない製品といえます。

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↑天面の大きな操作ボタンは手探りでも操作しやすく、しかもそれぞれが離れているため確実に押せます。それぞれ形状がはっきり異なり、暗がりでも手探りで操作しやすくなっています

 

結論!

解像感:4
重低音:4
携帯性:5
操作性:4

音質や使い勝手に目立った欠点はなく、コスパが非常に優れた製品です。繊細なボーカルや楽器の定位をしっかり感じたいなどといった志向の人でなければ、この製品を選んで失敗はないでしょう。

 

もっと重低音が欲しい人はコレ!

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Anker
SoundCore Boost
実売価格7298円

中央部に2つのパッシブサブウーファーを装備し、低音を強化。5200mAhの大容量バッテリーは約2.5時間で満充電できます。モバイルバッテリーとして、他のUSB機器の充電も可能です。

●実用最大出力:20W●連続再生:最大12時間●防水:IPX5●サイズ:約W204×H72×D69mm●質量:約585g

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↑2つのウーファーで迫力のサウンドを創出。本体上面に「UP」ボタンを装備し、押すと「BassUp」機能がオンになり、サウンドの低音部が強調されます

 

【解説してくれた人】

テクニカルライター

湯浅顕人さん

PC&AVのライター。音楽とキャンプ好きで、小型防水スピーカーは必携アイテムだ

 

協力:楽天市場