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2018/5/3 20:30

覚えるべきはコレだけ!! いますぐ使える料理&スイーツ撮影の「5つのキホン」をプロが解説

昨今はブログやインスタグラムなどのSNSに、料理やスイーツの写真をアップする人が増えている。その多くはスマートフォンで撮った写真だが、一眼カメラを使うと、より一層、美味しそうに写せるのだ。ここでは、スマホからさらにワンランクアップした料理&スイーツ写真を目指す、一眼カメラでの撮影テクニックを紹介しよう。

↑一眼カメラなら、高画質かつボケを生かした写真が撮れる
↑一眼カメラなら、高画質かつボケを生かした写真が撮れる

 

スマホとはここが違う! 一眼カメラのウリは「高画質&ボケ描写」

一眼カメラとスマホで撮った写真の大きな違いは、「画質」と「ボケ」だ。一眼カメラの撮像素子はスマホの何倍もある大きさなので、被写体の細部もシャープに写すことができる。被写体が細部まで描写されると、素材の質感や立体感、色合いなども美しく再現され、より美味しそうに写せるのだ。昨今のスマホのカメラもかなりシャープに写せるようになったが、画面サイズ以上に大きく拡大していくと、どうしても粗さを感じてしまう。

↑(左)スマホで撮影。スマホの画面上で見るとシャープに見えたが、拡大すると粗さを感じるほか、エビの質感もイマイチ。(右)一眼カメラで撮影。スマホと同じ条件だが、メインのエビはシャープに写り、前後の食材が大きくぼけているので、主役が明確。また、一眼カメラのほうが色や質感の面でも美味しそうに見える
↑(左)スマホで撮影。スマホの画面上で見るとシャープに見えたが、拡大すると粗さを感じるほか、エビの質感もイマイチ。(右)一眼カメラで撮影。スマホと同じ条件だが、メインのエビはシャープに写り、前後の食材が大きくぼけているので、主役が明確。また、一眼カメラのほうが色や質感の面でも美味しそうに見える

 

一眼カメラの撮像素子の大きさはボケにも関わってくる。料理写真で背景をぼかすメリットは、主役を目立たせることと立体的な描写が得られることにある。撮像素子が大きいほど、大きなボケが作りやすいのだ。

 

スマホでも背景をぼかすことは可能だが、クローズアップしないとボケは作れないし、雑誌で見るような大きなボケには程遠い。その点、一眼カメラはそれほどクローズアップにしなくても背景をぼかせるうえ、レンズの絞りを開けたり、焦点距離の長いレンズに変えたりすれば、よりぼかすことが可能だ。またボケ具合を細かく調整できるので、自由度の高い撮影が行える。

↑左の写真のようにフルーツタルトを斜めから撮影すると、背景が離れるので大きくぼける。これはスマホでも同様だが、一眼カメラだとボケの大きさが違う。また右のように真上から撮ると、ピントを合わせた部分と背景が近いのでぼけにくいが、一眼カメラならほんのりとぼかせる
↑左の写真のようにフルーツタルトを斜めから撮影すると、背景が離れるので大きくぼける。これはスマホでも同様だが、一眼カメラだとボケの大きさが違う。また右のように真上から撮ると、ピントを合わせた部分と背景が近いのでぼけにくいが、一眼カメラならほんのりとぼかせる
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