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2017/10/27 17:30

ソニーの魂を体現する 「進化する音」と「変わらない音」――最新のウォークマンと伝説のモニターヘッドホンを試聴!

1979年に発売されたウォークマンは90年代に販売の絶頂期を迎え、メディアを変えながら進化を続けています。一方、89年に発売されたヘッドホンMDR-CD900STは、現在も販売が続く超ロングセラー。両者を対比させながら、ソニーのオーディオの真髄に迫ります。

 

最高の音を楽しむという点でポリシーは一致している

携帯音楽プレーヤーの代名詞にもなっているウォークマンは、時代に合わせて常に進化を続けています。メディアはカセットテープからCD、MD、メモリースティック、内蔵メモリーと、それぞれの時代において最先端をいくものを採用。そして機能面でも、Bluetoothによるワイヤレス再生や、デジタルノイズキャンセリング技術、高解像度なハイレゾ音源再生への対応など、先進の機能をいち早く搭載してきました。

一方、モニターヘッドホンのMDR-CD900STは、1989年の発売以来いまも高い人気を誇るという驚異の超ロングセラーモデルです。その音質は、音楽のプロフェッショナルの多くが「現在でも通用する」と太鼓判を押すほど。リスニング用として愛用する一般ユーザーも数多くいます。

「絶えず進化を続けている」ウォークマンと、「普遍の音を鳴らす」MDR-CD900ST。一見すると両者のポリシーは相反するようですが、実は「最高の環境で音を楽しむ」という目的の下では一致しています。音を楽しむために、妥協することなく最新の技術を開発し続けるウォークマン。音を楽しむために、完成の域に達している製品を目先だけ変えてリニューアルするようなことはしないMDR-CD900ST。どちらも「ソニーらしさ」を体現している、究極の逸品といえます。

 

最上位モデルの技術をコンパクトな筐体に凝縮

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ソニー

ウォークマン NW-ZX300

実売価格6万5800円

PCM384kHz/32bit、DSD11.2MHzのハイレゾ再生に対応する最新モデル。バランス出力端子やデジタルアンプ「S-Master HX」など、フラッグシップ機WM1シリーズで使われている高音質技術がふんだんに投入されています。

 

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↑3.1インチ液晶タッチパネル。指紋の付きにくいマットガラスで、快適に操作できます

 

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↑バランス出力端子を搭載。左右の音声信号を完全に分離して、音を立体的に再現します

 

いまだ現役で使われる伝説のモニターヘッドホン

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ソニー

MDR-CD900ST

実売価格1万6800円

1989年の発売以来、根強い人気を誇るロングセラー。原音をそのまま再生することを目的とし、本来はプロが音楽制作の現場で使うモデル。しかし、正確かつ精密な描写力から一般人の音楽鑑賞用としても愛用されます。

 

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↑イヤーパッド部には独特の柔らかい素材を採用。長時間使用することが想定された快適な装着感です

 

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↑ヘッドバンドにはゴールドで「STUDIO MONITOR」と印字。プロ御用達の品であることの証といえます

 

【解説してくれた人】

テクニカルライター

湯浅顕人さん

MDR-CD900STは「聴こえる音が多い」ヘッドホン。他モデルでは埋もれてしまう音もしっかり聴こえ、描写が正確です。ウォークマンは、日本のオーディオシーンを作ったといっても過言ではないシリーズ。いずれも間違いなくオーディオ機器の金字塔です!

 

協力:楽天市場