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カメラ
2017/12/26 17:00

青空をより青く! PLフィルターは●●のときに使おう

カメラに詳しい方なら、「フィルター」と聞けば何のことかわかるだろう。カメラに詳しくない方に簡単に説明すると、カメラのレンズの前に付けるものが「フィルター」だ。

29491669 - c-pl filter

フィルターにはさまざまな種類がある。単純に色をオレンジっぽくしたり紫っぽくしたりするものや、光芒を十字型にするクロスフィルター、わざと画面を暗くするNDフィルターなどもある。

 

また、レンズ保護のためのプロテクトフィルターというものもある。これが一番使われているのではないだろうか。

 

 

光の反射を抑える「PLフィルター」

さまざまなフィルターがあるが、風景写真を撮る人の間でよく使われているのが「PLフィルター」だ。

 

PLとは「Polarized Light」(偏光)の略。画面内の不要な光の反射を除去することができるのが、PLフィルターだ。レンズに装着後、PLフィルターを回転させることで効果を増減させることができる。一番利用されるのが、青空の濃度をあげるとき。PLフィルターを使うことで、空に反射している光を抑え、青空をより濃く描写できる。

 

また、水面の反射を抑えたり、葉などの反射を除去して色のコントラストを高くすることができる。新緑や桜、紅葉撮影などにも使われる。僕もPLフィルターを持っている。風景写真をじっくり撮ることがあまりないので、使用頻度は低いが、夏の風景を撮影するときなどに使うことがある。構図を決めたらPLフィルターを回転させて、反射が少なくなったなーというところで止めて撮影。そんな感じで使っていた。

 

 

PLフィルターの効果

しかし、実はPLフィルターは効果的な場合とそうでない場合があるようだ。

 

CAPA 2018年1月号』(CAPA編集部・編/学研プラス・刊)に「レベルアップ撮影術 冬景色にキク! PL活用テクニック」という記事が掲載されている。その記事内に、PLフィルターの役割が記述されている。

 

1つ目は、被写体の放つ偏光を除去して素材の色を引き出すこと。2つ目は、主役以外が放つ偏光を除去して主題をハッキリさせることだ。

『CAPA 2018年1月号』より引用

 

冬景色の場合、雪や氷がメインの被写体となるため、1つ目の効果は期待できない。となると、2つ目の効果のためにPLフィルターを用いることになる。つまり、空にかかった靄というか霞のようなものを除去して青空をはっきりさせて、白い雪や氷をより引き立たせるという使い方だ。

 

 

PLフィルターは斜光で使え!

僕が昔、PLフィルターを使っていたのは、主に夏の空、それも雲を撮るときだ。あまりカメラの知識がなかったが、「PLフィルターを使えば青空が濃くなる」と思い、使っていた。ただ、あまり効果を実感したことはなかった。なぜなのか。この記事内にある記述でわかった。

 

またPL効果の変化は常に得られるわけではなく、被写体とカメラと太陽の位置関係が垂直、つまり横からの光線のときが効果的。故に、順光や逆光ではPLの効果は弱くなる。

『CAPA 2018年1月号』より引用

 

これを読んで気が付いた。僕は空を撮影する際、青く写すためにたいてい順光で撮影している。これではPLフィルターはあまり機能しない。効果が実感できないわけだ……。

 

 

PLフィルターでワンランク上の印象的な写真に

PLフィルターを効果的に使えば、いつもの写真をより印象的に仕上げることができる。デジタル一眼レフやミラーレス一眼を持っている方は、PLフィルターを使ってみよう。使い方自体は難しくない。あとは適切な条件で使いこなすようにすればよい。フィルター1枚で、印象を大きく変えることができるのだから、写真はおもしろいものだ。

 

よし、年末年始はPLフィルターを使って写真を撮ってみようと思う。

 

 

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GKNB_BKB0000405916682_75_COVERl

CAPA 2018年1月号

著者:CAPA編集部
出版社:学研プラス

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