あなたは、かつて「CDチェンジャー」と呼ばれるシステムが、ステレオコンポやカーオーディオに搭載されていたことを覚えているでしょうか？ 複数のＣＤをジュークボックスのように内部で入れ替え、トレイを開けてCDを交換しなくても選んだディスクを再生してくれる便利なシステムでしたが、MP3などのメモリーオーディオの隆盛とともにいつの間にか消え去ってしまったあの機能です。
そのCDチェンジャーを再現したような機能を持つステレオ一体型オーディオが、パナソニックより登場します。ラインナップは、独自の再生システム「サウンドジャンプLink」対応の「SC-RS75」と、2色のカラーから選べる「SC-RS55」の2種類。発売はいずれも5月20日で、価格はRS75が5万円前後、RS55が3万5000円前後となっています。
手軽にハイレゾが楽しめるステレオ一体型オーディオ
RS75/55は、USBメモリ内のハイレゾ音源や、CD、ラジオ、Bluetooth経由によるスマートフォンの音楽などを聴けるステレオ一体型のオーディオシステム。
2機種の違いは、RS75のみLANネットワークを使ったパナソニック独自の再生システム「サウンドジャンプLink」に対応していること。これにより、BDレコーダー「ディーガ」に保存しているハイレゾ音源を、ネットワーク経由で再生できます。
懐かしのCDチェンジャー機能を再現！ 音質向上の工夫も満載
共通の機能としては、最大5枚までのCDを本体に録音し、ボタン一つで呼び出せる「デジタル5チェンジャー」を新たに搭載。かつてのCDチェンジャーのように、お気に入りのCDを入れ替えることなく再生できます。
音質面では、低音を豊かに再生する新開発の「ツイステッドポート」に加え、高音域をクリアに再生する50kHz対応ツイーターを採用し、ハイレゾ音源も自然に再生。スピーカーコーンに、ナノサイズに微細化した剛性の高い竹繊維を採用した「ナノバンブースピーカー」を用い、クリアでキレのあるサウンドを実現しています。
また、ハイレゾ対応CDコンポ「SC-PMX100」で採用しているデジタルアンプ「LincsD-Amp III」を搭載。マスター音源の持つリアリティのある音楽を再現します。
デザインは、楽器のホルンをイメージした「フラットホルンデザイン」を採用。高音質でありながら、コンパクトな設置性を両立しています。
CDチェンジャー搭載のオーディオに懐かしさを感じる人は、ぜひ使ってみてはいかがでしょうか。
【URL】
パナソニック http://panasonic.jp/
SC-RS75 http://panasonic.jp/compo/rs75/
SC-RS55 http://panasonic.jp/compo/rs55/