【画質を実写チェック!】
使って実感! 高感度画質やマクロ性能が向上
最後に、実写を比較してみましょう。TX2の撮像素子は、TX1と同じく1.0型/有効2010万画素の高感度MOSセンサーです。感度も変わらずISO80~25600に対応(常用感度はISO125~12800)。センサーまわりのスペックに目立った違いはありませんが、実写を見ると、高感度ノイズが大きく低減されていることがわかります。
<高感度を比較>
また、最短撮影距離が5cmから3cmに短縮した点もうれしい進化。これにより、従来より被写体にグッと近づいて大きく写すなど、撮影自由度が広がりました。
<最短撮影距離を比較>
【まとめ】
3つの利点を兼ね備えた“万能”スナップカメラ
トータルとしては、高倍率ズームと1.0型センサー、小型軽量ボディという3つの利点を兼ね備えたスナップカメラとして、いっそう完成度が高まっています。個人的には、液晶のチルトやバリアングル機構に非対応なことが惜しく感じるものの、それ以外の満足度はとても高く感じました。風景からポートレート、動体、接写、旅行まで幅広い用途に役立つ、万能性の高いカメラと言えるでしょう。