オンキヨーは、「旧万世橋駅」跡地にある商業施設「マーチエキュート神田万世橋」に、同社の製品などを展示する「ONKYO BASE」を4月27日にプレオープンしました。
このONKYO BASEは、オンキヨーおよびパイオニアブランドの製品を展示するほか、直販限定のアニメコラボアイテムなども実際に手にとって試すことができるショールームスペース。高架下に設けられた秘密基地のようなスペースで、同社の様々な製品を試聴できます。
店内では同社のカスタムIEM(イン・イヤー・モニター)の耳型採取やオーダー、メンテナンスまでワンストップで行えます。
このほか、カスタムIEMのクリーニングが行える業務用のメンテナンス装置も設置。同社のカスタムIEMであれば、何度でも無料でメンテナンスしてもらえます。
7月にはグランドオープンし、約3倍の広さに拡大予定。オリジナル製品の販売やセミナー・トークショー・ライブなどの各種イベントも開催されます。
秋葉原はポップ・カルチャーの発信地
今回は、ONKYO BASEの責任者であるオンキヨー マーケティング部の川出善崇部長にお話を伺うことができました。
――今回、秋葉原にONKYO BASEをオープンさせた経緯を教えてください。
川出部長(以下、敬称略):東京・八重洲に構えていたショールームが再開発により移転せざるを得なくなり、たくさんの候補地のなかからこの秋葉原を選びました。秋葉原に決めた理由は大きく2つあります。
まずこの秋葉原が日本のポップ・カルチャーの発信地であるということ。弊社はアニメ作品とのコラボモデルに注力しているほか、ハイレゾ音楽配信サービスの「e-onkyo music」でも、アニソンなどのニーズが年々高まってきていることから、この場所ならよりアニメやアニソンファンの声に接することができると考えております。
もうひとつは、弊社はアーティストととのつながりを重視しており、アーティストがライブやイベントを行える場を提供できるようにしたいと考えていたことです。7月のグランドオープン以降は、積極的にそのようなイベントを開催していきたいと思っています。また、カスタムIEMのワンストップサービスも提供しているので、アーティストの方にも気軽に立ち寄って頂ける場所にしたいですね。
――従来の八重洲のショールームと比較して、変わったことなどはありますか?
川出:まず、この施設内は弊社のショールームとほかのテナントがひと続きになっているので、ショールームにお越し頂いてから、そのあとにお茶やショッピングを楽しんで頂いたり、その逆にお茶するために足を運んで頂いた方々に弊社の製品を見て頂いたりと、いろいろな楽しみ方ができるようになっています。ショールームだけで完結していないので、多くの方に足を運んで頂けると思います。
また、こちらではカスタムIEMのほか、コラボTシャツなどの限定アイテムも販売する予定です。秋葉原は外国人観光客も多いので、そういった方々にも喜んで頂けるようなグッズを取り扱うことを検討しています。
先ほどお話したアニメ作品とのコラボモデルなどは、基本的には直販サイトで購入頂くよう案内いたしますが、商品の受け取りはこちらで行えるようにするつもりです。
――最後に、今後の展開についてお聞かせください。
まずはプレオープンということでスタートしましたが、弊社の様々な製品を実際に手に取って試すことができる場になっています。7月にはグランドオープンし、より広いスペースで様々なイベントやライブなども開催する予定です。
また、何度も足を運んで頂けるよう、なるべく短いスパンで展示やコンセプトなどを変えていきたいですね。足を運ぶたびに違った驚きがあるようなスペースにしたいと考えております。ぜひ7月のグランドオープンを楽しみにして下さい!
――本日はありがとうございました。
なお、ONKYO BASEではプレオープンを記念して、4月27日~5月6日までの期間に来店された先着50組にプレゼントが用意されているとのこと。連休中に秋葉原にお越しの際は、ぜひ足を運んでみて下さい。