オーディオファンの間で最近ブームになっているのが、耳型を採取して作るカスタムIEM。プロのミュージシャンをはじめ、アスリートにもハマっている人が多いといいます。カスタムというと時間がかかりそうな気がしますが、意外と手軽に作れるのが特徴。編集部員が実際に体験してきました。
圧倒的な遮音性を実現し音楽への没入感が段違い!
耳穴の形は人によって異なるため、市販のイヤホンが合わないという悩みを持つユーザーは案外多いといわれています。
そんな人にオススメなのが、耳型を採取して制作するカスタムIEM。多少値は張るものの、フィット性は当然ながら抜群で、デザインもアレンジ可能。人と同じモノを使いたくないというこだわりにも応えてくれます。
遮音性が高まることで、リスニング時の音楽への没入感は圧倒的。集中力がパフォーマンスを左右するアスリートが愛用するのも、大いにうなずけます!
耳型は10分もかからずに取れる!
耳型を採取するなんて、何か怖いし、面倒くさそう……そんな心配は無用。編集部員がe☆イヤホン協力のもと耳型をとってみたところ、拍子抜けするくらい手軽にできました!
①IEMのモデルを選ぶ
まずは、音質やデザインが気に入ったモデルを選ぶ。e☆イヤホン カスタムIEM店では、国内外20以上のブランドから選べるのが魅力です。もちろん音質に違いがありあります。
②耳の中を検査する
耳型を採取する前に、耳穴の状態を検査してもらいます。傷がある場合や、耳穴の形状が適さない場合などは、断られることもあります。専門のスタッフによる検査なので安心。
③耳の中に溶剤を注入
耳型の素材となる溶剤を耳穴に注入。歯科で用いられている素材で、安全面でも心配はありません。すき間ができないよう入れるため、水中にいるような聞こえ方になります。
④固まったら取り出して完成
溶剤を注入してから5分ほどおいて、溶剤が固まったら取り出します。日にちが経つと形状が少しずつ変わってしまうので、メーカーへの発注は早めに行ったほうが良いそうです。
⑤申し込み手続きをする
完成した耳型を持って窓口へ。必要事項を記入して、メーカーへの発注をスタッフに行ってもらいます。完成品が届くまでの日数は、メーカーによって異なるので要確認。
こんなに簡単に作れていいのかと思うほどあっさりできた!
耳型採取自体は、説明も含めて10分程度の所要時間。ちょっとしたアトラクション感覚で気軽にできました。時間がかかるのは、モデル選びのところ。音質はもちろん、デザインもかなりの数のパターンから選べるので、絶対オススメです!
編集部オススメ! ビギナー向けカスタムIEM
オススメ①
Westone
S20
実売価格4万8000円
2基のBAドライバーを搭載し、ピュアでクリアなサウンドを鳴らします。スケルトン仕様が特徴で、青、緑、橙、赤、グレー、クリアの6色を用意。左右で色違いのオーダーも可能です。
オススメ②
オンキヨー
IE-C1
実売価格6万4584円
シーメンス補聴器との共同開発モデル。遮音性に優れる「プロミュージシャン」、通常リスニングに最適な「スタンダード」、密閉度を下げて安全を確保した「スポーツ」を揃えます。
【URL】
Westone(テックウインド) http://www.tekwind.co.jp/
S20 http://www.tekwind.co.jp/products/WST/entry_12532.php
オンキヨー http://www.jp.onkyo.com/
IE-C1 http://www.jp.onkyo.com/audiovisual/headphone/custom/index.htm
e☆イヤホン http://www.e-earphone.jp/