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2019/7/3 16:30

プロカメラマンが惚れた“ネオクラシック”コンデジ! 撮影意欲をかき立てるこだわりの逸品

日ごろから取材や撮影で数多の製品に触れ、品質を詳しく吟味している各業界の目利きたち。彼らは、本当に買うべきモノを熟知する“買い物の達人”です。「個人的に欲しい」「自分でおカネを出して買いたい」アイテムへの愛を語ってもらいました!!

 

写真家・カメラ評論家として活躍する藤井智弘さんが注目するのは、レンズ一体型の「FUJIFILM X100F」。コンパクトな筐体のなかに、撮影する楽しさを追求した「こだわり」がたっぷり詰まっているといいます。

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<カメラマン藤井智弘さんのセレクト>

富士フイルムの”ネオクラシック”コンデジ

【自腹買いのワケ】構図を工夫する楽しさは、35mm相当の単焦点レンズならでは!

富士フイルム

FUJIFILM X100F

実売価格13万360円

フィルムカメラを思わせるクラシックなデザインのレンズ一体型モデル。有効約2430万画素のAPS-Cセンサーを搭載し、高精細かつ低ノイズの画質を実現します。起動約0.5秒、AF最速0.08秒と使い勝手も秀逸。

 

「またこれで撮影したい」と思わせる上質さが魅力

初号機のX100が登場したとき(2011年)から、このシリーズに興味を持っていました。レンジファインダー機のようなクラシックなスタイルと高品位な質感、コンパクト機としてはとても大きいAPS-Cサイズセンサーの搭載、OVFとEVFを自在に切り替えられるシステムなど、写真を撮る楽しさを追求した「こだわり」を感じたのがきっかけです。

 

シリーズ4代目のX100Fでは、構図を変えることなく迅速かつ正確に焦点を合わせられるフォーカスレバーや、本格モノクロ撮影が楽しめるACROSモードなどを装備。その「こだわり」に磨きがかかり、カメラとしての魅力が一層高められています。

 

ファインダーはあえてOVFで使うことで、仕上がりを頭のなかでイメージする楽しさが生まれます。35mm相当の単焦点レンズが固定されているため、構図を工夫しながら動くことも必要です。手間がかかるぶん、気に入った写真が撮れたときの喜びはひとしお。利便性を追求した機種とはひと味違う満足感を得られます。

 

デザインや質感に加えて、手にしたときの感触の素晴らしさも本機の魅力。撮影が終わったときに「次もまたこのカメラを使いたい」と思わせてくれる逸品です。

 

<ココに魅かれる!>

【その1】筐体に適度などっしり感があり撮影へ向けて気分が上がる

レンズ交換式カメラに比べれば小型軽量ですが、コンパクト機としてはサイズも質量もそこそこ。「適度などっしり感があるため、本格的に写真を撮ろうという気持ちになります」(藤井さん)

 

【その2】発色や階調を好みで設定できるフィルムメーカーならではの機能

フィルムを選ぶ感覚で仕上がりを設定できる「フィルムシミュレーション」機能が好評です。「発色や階調を好みで変えられます。フィルムメーカーらしいこだわりが面白いです」(藤井さん)

 

【その3】35mm単焦点レンズは明るくボケを生かした表現も得意

描写性能に優れる35mm単焦点レンズを搭載。「レンズは明るく、ボケを生かした表現も可能です。ズーミングができないことで、自分で動いて撮る楽しさを感じられます」(藤井さん)

 

富士フイルム

FUJIFILM X100F

実売価格13万360円

 

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