AV
オーディオ
2019/10/28 20:00

家じゅうどこでも音楽を持ち運べる! ボーズの新スマートスピーカー「Bose Portable Home Speaker」

バランスの良いサウンド。ボリュームを下げても崩れない

Soundlink Revolveシリーズとよく似た筒型形状は、スピーカーを置いた場所から360度にクリアな音を広げるために考え抜かれた合理的なデザインです。Bose PSHも開口部を下に向けたスピーカーユニットを内部に配置して、音響デフレクターと呼ばれる拡散器に当てて360度に音の広がりを作る構造をSoundlink Revolveシリーズから継承しました。さらに3基のパッシブラジエーターを載せたことでパワフル、かつ切れ味のよい低音を再生します。

↑ボトムから360度に広がるクリアなサウンドが出力されます

 

Bose PSHのサウンドをApple Musicの音源で試聴してみました。音の広がりに不自然さがなくとても滑らかです。高域から低域までバランスの良いサウンドに部屋が満たされる感覚がなんとも心地よかったです。ボーカルの伸びやかさと透明感は特別に印象的でした。さらに夜の遅い時間にボリュームを下げてみても、音のバランスやボーカルと楽器の立体感が崩れて聴こえることがありませんでした。音の輪郭がとにかく鮮明に描かれます。

↑Bose Portable Home Speakerのサウンドを確かめてみました。

 

低音はだぶつくことがなく、押し出しがタイト。余裕を感じさせる豊かなパフォーマンスを備えたスピーカーです。低音成分を多く含むEDMやロックの楽曲を再生してみたときに、ひょっとすると少し低音の厚みが物足りなく感じられるかもしれません。そんな時にはBose Musicアプリから高域と低域のレベルをプラス・マイナス10段階から調節できる便利なイコライザー機能を使うと良いでしょう。店頭などで試聴してみて、それでもやはり本機の低音に力不足を感じるという方には、Bose Home Speaker 500/300も合わせて聴きながら比べてみてほしいと思います。

↑アプリには高音・低音のバランスを変更できるイコライザー機能などが揃っています

 

いい音を持ち歩きながら聴ける心地よさ

Bose Musicはとても良くできたアプリです。「ホーム」画面にある「プリセット」には、TuneInのラジオステーションやAmazon Musicのお気に入りのアルバム・プレイリストなどを6つまで登録して、アプリから素速く立ち上げられるショートカット機能もあります。AIアシスタントも含む本体の初期設定はBose Musicアプリに従って進めれば誰でも簡単にできると思います。スマートスピーカーの初心者にもすすめたい製品です。

↑Bose Musicアプリで音楽ソースを選択、本体の機能を設定可能。6つのよく聴く音楽ソースを登録できるプリセット機能が便利です

 

↑プリセットは6つまで登録可能

 

↑Bose MusicアプリにAmazon MusicやTuneInラジオなどが統合されています。Spotifyやradikoなど、他にも多くの音楽サービスが追加されることを期待したいですね

 

Bose PSHはリビングからキッチン、ベッドルームからベランダまでホームネットワークの範囲内で自由に移動しながら、AIアシスタントも活用して音楽リスニングを楽しむ用途に最適なポータブル・スマートスピーカーです。最近注目されている、家じゅうどこにいてもパワフルで安定したWi-Fi接続が得られるメッシュネットワーク対応のルーター製品と組み合わせれば、最強のホームリスニング環境が構築できそうです。

 

【ギャラリー(GetNavi webでご覧いただけます)】

 

【この記事を読んだ方はコチラもオススメ】

QCを買うべきか、この新しいノイキャンを買うべきか?Bose「Noise Cancelling Headphones 700」ガッツリレビュー

ボーズが音楽に“自由”をもたらす! 360度に広がるサウンドのBluetoothスピーカー「SoundLink Revolve」

  1. 1
  2. 2