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2020/5/19 18:00

U2万円で“オールドレンズ”が復活! 魔法の「マウントアダプタ」を使ってみた

1本目:1960年代の「NIKKOR-S Auto 35mm F2.8」

「NIKKOR-S Auto 35mm F2.8」は、フォーカスリングも金属に滑り止めが施され塗装されただけの武骨なデザインの広角レンズ。広角といっても35mmなので、28mm世代の我々からすれば標準レンズの感覚です。最短撮影距離は30cm、フィルター径は52mmと標準的で使いやすくなっています。古いレンズなので、もし見つかれば1万円以下で入手可能。現代のカリッとしてシャープなニッコールレンズと比較して、このレンズはややフワッとした甘口の描写が魅力です。

↑鏡胴はシルバー、リングはブラックという正統派のオールドレンズ

 

【作例】

↑「Lens Turbo II N/G-FX」を使ってX-E3に装着すると約38mm相当

 

↑他のマウントアダプタを使うと約52mm相当と画角が狭くなる

 

↑絞り開放ではピントの合う範囲が狭く、前後がボケて遠近感が出る

 

↑最短撮影距離は30cmで、絞り開放ではコントラストが低下して柔らかい描写になる

 

↑暗い所での階調性も高く、明るい提灯のハイライトも飛ばずにキチンと写った

 

↑絞り開放では周辺光量落ちが見られオールドレンズの味わいが楽しめる

 

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