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2020/9/7 20:00

【給付金でいま買うべきモノ】<No.06>4K有機ELテレビ

本稿は、給付金の使い道をまだ決めかねている方のために、“1人当たり10万円”で買って損なしの、家族の時間も、自分の時間も充実させる家電&デジタルを一挙ナビゲートします!!

※こちらの記事は「GetNavi」 2020年9月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

圧倒的な高画質を誇る4K有機ELテレビは、この夏に新モデルが続々と登場中。機能や使い勝手も高まってきた一方で、以前より価格がこなれており、いまが購入のチャンスだ。

 

押さえておきたい! 4K有機ELテレビ最新トレンド

4Kチューナーを2基内蔵し、裏番組録画に対応する

多くの4Kネット動画配信サービスを視聴できる

最新のHDR方式をサポートし、メリハリのある映像を楽しめる

 

私がオススメします!

AV評論家

藤原陽祐さん

新聞記者、専門誌編集者を経てフリーに転身。核心を突いた評論とわかりやすい解説で、本誌をはじめ多媒体で人気を博す。

 

大画面の有機ELテレビなら家族全員が満足できる

新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、7月から開催予定だった東京五輪は来年に延期。だが、それに照準を合わせて各メーカーが開発してきた渾身のテレビが、いま続々と登場している。

 

「今季は東京五輪に向けたプレミアムな製品が充実しています。なかでも注目すべきは、圧倒的な高画質を誇る有機EL。特に55V型モデルは、10年ほど前の40V型クラスからの買い換えなら、ほぼ同じスペースに収まる高い設置性を誇りつつも、価格は実売で30万円前後と手の届く範囲です。ほとんどが4Kチューナーを2基内蔵するとともにネット動画アプリを搭載し、幅広いジャンルの4K動画を手軽に楽しめます。いずれも3〜4種のHDRフォーマットに対応しているので、多彩なコンテンツを、より高コントラストに描写可能です」(藤原さん)

 

まだまだ予断を許さない状況が続くなか、大画面の有機ELテレビは、家族がリビングで安心して楽しめるエンタテインメントとして安全と感動を叶えてくれる。30万円を凌駕する価値は間違いなくある。

 

<その1>AI技術と新映像回路により、レグザ史上最高画質を実現

4Kチューナー2基
4K VOD6サービス
HDRフォーマット4方式
音声最大出力142W

 

東芝

レグザ 55X9400

実売価格 33万円

全録機能「タイムシフトマシン」を搭載した、同社最上位モデル。クラウドと連携して高画質処理を行う「クラウドAI高画質テクノロジー」や、新映像処理エンジン「ダブルレグザエンジンCloud PRO」などで、さらなる高画質を実現した。

 

SPEC●画面サイズラインナップ:77V/65V/55V/48V型●チューナー:BS 4K/110度CS 4K×2、地デジ×9、BS/110度CS×3●サイズ/質量:W1234×H738×D279mm/32.5kg

 

↑クラウドと新映像回路による「ダブルレグザエンジン Cloud PRO」を内蔵。2基のエンジンにより高画質を実現する

 

↑番組レコメンドサービス「みるコレ」を搭載。AI学習により、ユーザー好みの録画番組や、放送予定の番組を勧める

 

【いま買うべき理由】新パネルの採用により、明るく抜けの良い映像に

「新開発の有機ELパネルが秀逸。中間輝度に余裕が生まれ、明るく抜けの良い映像に。動きの速い被写体を明瞭に再現するインパルスモーションモードでも、明るさを損なわずに表示します」(藤原さん)

↑有機ELパネルとメタルバックカバーの間に独自の放熱インナープレートを挿入

 

<その2>映像と音が一体となった新たな視聴体験を提供

4Kチューナー2基
4K VOD7サービス
HDRフォーマット4方式
音声最大出力30W

 

ソニー

ブラビア KJ-55A8H

実売価格 30万8000円

倍速駆動対応の有機ELパネルを搭載。高画質プロセッサー「X1 Ultimate」により、あらゆるコンテンツを美しく鮮明な映像で描写する。パネル自体を振動させて音を出す独自の音響技術を採用し、映像と音の一体感を生み出す。

 

SPEC●画面サイズラインナップ:65V/55V型●チューナー:BS 4K/110度CS 4K×2、地デジ/BS/110度CS×2●サイズ/質量:W1227×H733×D326mm/18.6kg

 

↑独自の音響技術を採用。背面左右にアクチュエーターとサブウーファーを配置した構造により、映像と音の一体感を味わえる

 

↑同社の8K液晶モデルにも搭載される最上位の高画質プロセッサー「X1 Ultimate」。究極に迫る画質を実現した

 

【いま買うべき理由】厚みを感じさせる画作りで、映像の世界に引き込まれる

「同社持ち前のコントラストを生かした厚みを感じさせる画作りで、鮮やかな発色も特徴的。画面から鳴り響くサウンドの効果と相まって、思わず映像の世界に引き込まれてしまいます」(藤原さん)

↑超解像エンジン「4K X-Reality PRO」を搭載。あらゆる映像を高精細に描き直す

 

<その3>明るいリビングでも深遠なる黒を再現

4Kチューナー2基
4K VOD7サービス
HDRフォーマット4方式(※)
音声最大出力30W

※:静止画フォーマットを除く

 

パナソニック

ビエラ TH-55HZ1000

実売価格 26万5800円

黒の締まりを向上させるブラックフィルターを採用し、リビングなど明るい部屋でもメリハリの効いた映像を楽しめる。映画館の設備などでも採用される音声規格「Dolby Atmos」に対応し、ステレオ音声も立体音響に変換可能だ。

 

SPEC●画面サイズラインナップ:65V/55V型●チューナー:BS 4K/110度CS 4K×2、地デジ/BS/110度CS×3●サイズ/質量:W1228×H778×D348mm/約26.0kg

 

↑AI変換技術を採用。SDRはHDRのように、HDRはより美しい階調の映像に自動で変換する

 

↑スイーベル(首振り)機能を搭載。左右それぞれ15度まで回転し、テレビ背面の掃除もスムーズに行える

 

【いま買うべき理由】パネル制御機能が進化し、暗部の階調表現をさらに強化

「黒の締まりや階調表現など、上位有機ELモデルのノウハウを継承。ディテールの描写、ノイズ感、色再現など、全体のレベルが上がった印象で、細部まで見通しの良い映像が楽しめます」(藤原さん)

↑髪の毛の質感も忠実に表現。黒つぶれがなく暗部のディテールもはっきりわかる

 

<その4>同社初の有機ELテレビは、8Kで培った技術を応用

4Kチューナー2基
4K VOD5サービス
HDRフォーマット3方式
音声最大出力65W

 

シャープ

4T-C55CQ1

実売価格 26万1330円

同社初の有機ELテレビ。新開発の4K画像処理エンジン「Medalist S1」を搭載し、高精細・広色域・高コントラストの映像を映し出します。スピーカーネットのないリフレクター構造で音声を前方へ導き、聴き取りやすいサウンドに。

 

SPEC●画面サイズラインナップ:65V/55V型●チューナー:BS 4K/110度CS 4K×2、地デジ/BS/110度CS×3●サイズ/質量:W1228×H771×D290mm/約28.0kg

 

↑省スペース設置が可能な回転式スタンド。視聴位置に合わせ画面角度を左右それぞれ約15度まで調整できる

 

↑薄型ながら大容量のミッドレンジスピーカーBOXを採用。独自の構造により、豊かな音域を広範囲に届ける

 

【いま買うべき理由】液晶で培った技術は、有機ELでより強みを発揮

「メリハリが効いて、明るく、細部まで見通しの良い映像が楽しめます。これまで液晶オンリーだったシャープですが、液晶で培った高画質技術は、有機ELでより強みを発揮しています」(藤原さん)

↑独自の広色域技術で赤・緑・青の階調を描き分ける。10億色以上の色を表示可能

 

【CHECK!】リビングでも個室でもOK!「48V型」がちょうどイイ

今夏から有機ELとしては最小画面サイズの48V型が登場。リビングだけでなく、パーソナルなスペースでの使用など幅広いニーズに応えてくれる。

 

<その1>クラウド上の映像情報を活用して、高画質を実現

4Kチューナー2基
4K VOD6サービス
HDRフォーマット4方式
音声最大出力72W

 

東芝

レグザ 48X8400

実売価格 24万2000円

詳細ジャンルやコンテンツごとの画質特性をクラウドから取得し、視聴中のコンテンツに適切なAI高画質処理を行う。6基のスピーカーとマルチアンプによるパワフルな低音も魅力。

 

<その2>画面が振動することで豊かな高音質を生む

4Kチューナー2基
4K VOD8サービス
HDRフォーマット3方式
音声最大出力25W

 

ソニー

ブラビア KJ-48A9S

実売価格 25万3000円

専用チューニングを施した高コントラストパネルにより、臨場感あふれる映像を楽しめる。上位モデルと同様、画面から音が出る「Acoustic Surface Audio」を搭載し、迫力の高音質を実現。

 

●紹介した商品のスペックにある「サイズ/質量」は、いずれもスタンドを含む数値

 

 

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