ハイレゾオーディオは高級機のイメージが強いですが、ハイレゾ音源の普及に伴って、その再生に対応するオーディオ機器の低価格化が進んでいます。いまでは、プレーヤーとイヤホンのセットでも10万円をはるかに下回るエントリー向けの新製品も登場。高コスパで「買って後悔なし!」のモデルを買うのが「正しい選び方」といえます。
例えば上位機に採用されている高音質技術や高級パーツを継承したモデルは狙い目。手ごろな価格で十分なクオリティを実現し、非常にお買い得感が高くなっています。
ハイレゾオーディオの正しい選び方【前編】では、ハイレゾ対応のプレーヤーとイヤホンの最もハイコスパな組み合わせとして、エレコムのEHP-CH3000とFiiO X32nd generationのセットをピックアップしました。今回は、そのセットに勝るとも劣らないアステル&ケルン AK Jrとラディウス HP-NHR21を紹介します。
パワフルで厚みのある骨太サウンドを味わえて、
セット実売価格 8万3780円!
上質なA K シリーズのサウンドを7万円以下で堪能できる入門機
携帯プレーヤー
アステル&ケルン AK Jr
実売価格6万9800円
8.9mmの薄型ボディを誇る、高級プレーヤーAKシリーズのエントリーライン。高品質DAC「WM8740」を採用し、DSD2.8MHzの再生にも対応しています。
側面にボリュームダイヤルを装備。ボリュームは画面に表示され、直感的に使えます。
メモリ増設用のmicroSDカードスロット。内蔵メモリと合わせて128GBまで増設できます。
SPEC
アステル&ケルン AK Jr
●リニアPCM:最大192kHz/32bit対応
●連続再生:約9時間
●DSD:最大2.8MHz対応
●メモリ:最大128GB(内蔵64GB)
●サイズ/質量:約W52.9×H117×D8.9mm/約98g
独自の高音質構造でパワフルかつクリアなハイレゾサウンドを実現
インイヤーヘッドホン
ラディウス HP-NHR21
実売価格1万3980円
振動板の磁束漏れを抑える「High-MFD構造」の採用により感度を高め、クリアなサウンドを実現。また、振動板の動作を最適化するバスポートを備えており、低音の迫力も十分。
ケーブルのカバー素材にはナイロンを採用。絡みにくさと耐久性を向上させています。
SPEC
ラディウス HP-NHR21
●型式:ダイナミック型
●音圧感度:103±3dB/mW
●再生周波数帯域:5Hz~40kHz
●インピーダンス:17Ω
●質量:約18g(ケーブル含む)
今回ご紹介した、アステル&ケルン AK Jrとラディウス HP-NHR21のセットは厚みのあるパワフルサウンドが特徴で、ドラムのエネルギッシュなリズムを力強く再現します。中高域の再現はしなやかで、元気の良さだけでなく、声の抑揚や微妙なニュアンスまで豊かに表現し、バランスの良い音で楽しめるセットになっています。
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