AV
2021/4/15 18:45

75周年限定モデルも出る! JBL春の新製品を一挙レポート

ハーマンインターナショナルは、JBLブランドの2021年春の新製品を集めたメディア向けの新製品体験会を開催しました。同ブランドの注目の新製品や、今年創立75周年を迎えるアニバーサリーイヤーに登場する限定アイテムの情報などをまとめてお届けします。

 

外に持ち出したくなるパワフルサウンドの「CHARGE 5」

まず注目は、いまやJBLブランドを代表するアイテムのひとつとなったBluetoothスピーカーの最新モデル「JBL CHARGE 5」。同社のBluetoothスピーカーは、国内の家電量販店などから収集した実売データに基づく「BCNランキング」で、ワイヤレススピーカー部門の第1位を3年連続受賞しています。

↑JBL CHARGE 5(ブルー)

 

この「JBL CHARGE 5」は、大容量バッテリーを搭載し、スマホなどの充電も可能なCHARGEシリーズの最新モデル。独自開発の大口径楕円型ウーファーと、 エッジと重量を増幅したデュアル・パッシブラジエーター搭載に加え、新たに20mm径ツイーターを搭載した2ウェイ・スピーカー構成にアップデートされ、よりクリアな高域の再生が可能となりました。

↑新たにツイーターを搭載し、2ウェイ・スピーカー構成に進化

 

また、水のかかりやすい場所でも使える防水仕様に加え、新たに防塵にも対応したIP67仕様に進化。浜辺やキャンプ場など砂埃が気になる場所でも安心して使えます。

 

さらに、JBLのロゴデザインも従来のオレンジを基調としたものから、大きめのロゴが主張する「ボールドデザイン」に変更されています。本体カラーはブラック、 レッド、 グレー、 ブルー、 スクワッドの全5色。5月21日発売予定で、JBLオンラインストアでの直販価格は1万6280円です。

↑右の前モデル「CHARGE 4」と並べるとデザインの違いが一目瞭然。大きめのロゴが主張するボールドデザインとなっています

 

↑カラバリは5色

 

Editor’s Eye

音を試聴させて頂いたところ、まず感じたのは「このサイズでこんな迫力の音が出るんだ!」ということ。片手で持てるサイズ感からは想像つかないほど元気でダイナミックなサウンドが再生されます。音量もかなり大きいレベルまで出せるので、野外でもこれ1台で十分。

また、このモデルでは新たにツイーターが追加され2ウェイ・スピーカー構成にグレードアップしていますが、ボーカル曲を聴くとその効果が実感できます。重低音がしっかり出るのに歌声が埋もれず前に出てくるので、ポップスなどにピッタリ。

つい外に持ち出したくなるポータブルスピーカーといえそうです。

 

↑すでに発売されている「JBL GO 3」(左)と「JBL CLIP 4」(右)にも新色スクワッドが追加されます。こちらは今夏発売予定とのこと

 

新世代ホーン搭載の「HDIシリーズ」

老舗オーディオブランドならではのオーセンティックなスピーカーに、新シリーズ「HDI Series」が追加されました。

↑グレイ・オークのリアルウッド仕上げが目を惹く「HDIシリーズ」

 

「HDI Series」は、HDIホーンによる優れた空間表現とバッフルをユニット幅いっぱいに狭めたスリムなキャビネット、 コーナーの無いラウンドシェイプを特徴とする新シリーズ。ラインナップは、強力ウーファー3基を搭載したフロア型モデル「HDI-3800」「HDI-3600」と、シングルウーファーのコンパクトなブックシェルフ型モデル「HDI-1600」の3モデルです。

↑ラインナップは3モデル

 

いずれも、JBLプロフェッショナルが開発したスタジオモニターに採用されているD2コンプレッションドライバー技術から派生した新開発ドライバー「2410H-2」を中高音域用ユニットとして搭載。Xウェーブガイド・ホーン技術を用いた新世代のHDIホーンとの組み合わせにより、鮮明で立体的な音像イメージを作り上げます。

 

また、 低音域用ユニットには、 振動板に「軽量高剛性アルミ・マトリックスコーン」を採用した低歪・高出力ウーファーを採用。最上位モデル「HDI-3800」には200mm径ウーファー「JW200AL-12」、 「HDI-3600」には165mm径ウーファー「JW165AL-12」をそれぞれ3基搭載しています。最上部のウーファー1基と下2基のウーファーをスタガー接続することで、 中音域の定位の明瞭化とトリプルウーファーによる重低音再生の両立を可能にしています。

 

いずれも2021年初夏発売予定で、実売予想価格は「HDI-3800」が27万5000円/1本、「HDI-3600」が19万8000円/1本、「HDI-1600」が11万円/1本。

 

75周年を盛り上げる限定モデルが登場

JBLは1946年に創立され、今年で75周年を迎えます。それを記念した限定モデル2機種が今夏に登場します。また、ブランドアンバサダーとしてアーティストのCrystal Kay(クリスタル ケイ)さんを迎えることも決定しました。

↑JBL創立75周年のアニバーサリーイヤーに新アンバサダーとしてCrystal Kayさんを起用

 

記念モデルは、既発売のスピーカー「L100 CLASSIC」をベースに開発された「L100 CLASSIC 75」と、1960年代に発売されたプリメインアンプ「SA600」のレトロなデザインをモチーフにしつつ、中身は最新の技術でアップデートされた「SA750」の2つ。いずれも限定モデルとなっており、「L100 CLASSIC 75」は全世界で750セットの台数限定となります。2021年初夏より予約を受け付け、価格は「L100 CLASSIC 75」が70万円前後、「SA750」が40万円前後となります。

↑数量限定発売となる記念モデル「L100 CLASSIC 75」

 

↑サランネットを外したところ

 

新アンバサダーとなるCrystal Kayさんを招いたシークレットライブ(atビルボードライブ東京)も開催されます。詳しくはJBLのTwitter公式アカウントをチェックしてください。

 

このほか、会場には発売未定の参考製品として、ハイブリッド式アクティブノイズキャンセリング技術搭載のスティック型完全ワイヤレスイヤホン「JBL LIVE PRO+ TWS」が展示されていました。こちらは既発売の完全ワイヤレスイヤホン「JBL CLUB PRO+ TWS」をベースに、スティック形状を採用したもの。基本的な機能は同じなので、好みの形状によって選べるとのこと。JBLオンラインストア限定で発売される予定です。

↑参考展示された「JBL LIVE PRO+ TWS」。オンラインストア限定発売になる予定

 

今回紹介した以外にも、ゲーミング向けブランドJBL Quantumと、プロゲーミングチームFAV gamingとのスポンサーシップ継続なども報告され、ポータブルオーディオからハイエンド、ゲーミングまで全方向で攻めるJBLの勢いを感じる内容となっていました。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】