LGエレクトロニクス・ジャパンは、4K有機ELテレビ「OLED G1」シリーズを初めとする2021年の新モデル9シリーズを5月下旬より発売します。
コロナ禍でテレビの視聴時間が増加
同社によれば、2020年は世界的な新型コロナウイルス感染拡大の影響でテレビを視聴する時間が増え、平均的な視聴時間は約20%増加したとのこと。さらに、テレビでネット動画配信サービスを視聴するニーズも増えていることから、新モデルではweb OS 6.0を採用し、動画アプリの起動時間を一般的なスマートテレビの約半分に短縮。スピーディーな動作でネット動画が楽しめます。
また、一部の機種ではHDMI2.1をサポートしており、eARC、VRR(可変リフレッシュレート)、ALLM(自動低遅延モード)などの機能を利用可能。最新のゲーム機で4K/120Hzのゲームプレイが楽しめます(対応機種のみ)。
次世代パネルで進化した有機ELテレビ「OLED G1」
4K有機ELテレビは、全3シリーズ10モデルをラインナップ。色の再現性と明るさがさらに向上した次世代有機ELパネル「LG OLED evo」を採用した「OLED G1」シリーズを筆頭に、ディンプルスピーカー搭載の「OLED C1」、スタンダードモデル「OLED A1」を展開します。
フラッグシップ機の「OLED G1」は、次世代パネル「OLED evo」を採用。新しい発光素材を採用して赤・緑・青の波長を改善するとともに、新レイヤーを付加することで、色の再現性と明るさがさらに向上しています。
また、テレビの心臓部ともいえる映像エンジンに人工知能を統合させた、第4世代のAI対応映像エンジン「α9 Gen4 AI Processor 4K」(※OLED A1シリーズは「α7 Gen4 AI Processor 4K」搭載)。AIが視聴している映像のジャンル(シネマ・スポーツ・アニメーション・スタンダード)やシーン(夜景・街並み・自然・スタンダード)を認識し、それぞれのシーンに合う画質設定を自動で適用します。
さらに、映像だけでなく音質もそれぞれのジャンル(ドラマ・スポーツ・映画・ニュース・音楽)に合わせたサウンドに自動調整し、ステレオ音声も臨場感あふれるバーチャル5.1.2chサウンドに変換します。
このほか、「Dolby Vision IQ」や「Dolby Atmos」といった規格にも対応しており、映画館の迫力を自宅で体験することが可能です。
【ラインナップ詳細】
シリーズ | 品番 | 画面 | 実売予想価格 | 発売日 |
OLED G1 | OLED 65G1PJA | 65型 | 48万円前後 | 5月下旬 |
OLED 55G1PJA | 55型 | 35万円前後 | ||
OLED C1 | OLED 83C1PJA | 83型 | 110万円前後 | 6月中旬 |
OLED 77C1PJA | 77型 | 66万円前後 | 5月下旬 | |
OLED 65C1PJA | 65型 | 43万円前後 | ||
OLED 55C1PJA | 55型 | 29万円前後 | ||
OLED 48C1PJA | 48型 | 25万円前後 | ||
OLED A1 | OLED 77A1PJA | 77型 | 62万円前後 | 7月上旬 |
OLED 55A1PJA | 55型 | 25万円前後 | 6月中旬 | |
OLED 48A1PJA | 48型 | 22万円前後 | 7月上旬 |
MiniLEDバックライト採用のQNEDシリーズに注目
液晶テレビは、8Kモデルと4Kモデル計6シリーズ18モデルをラインナップ。なかでも注目は、「MiniLEDバックライト」と「量子ドットナノセルカラーテクノロジー」を組み合わせた「LG QNED MiniLED」を搭載する8K液晶「QNED99」シリーズと、4K液晶「QNED90」シリーズです。
「LG QNED MiniLED」は、極小サイズのLEDバックライトにより高精細で高輝度な画質を実現する「MiniLEDバックライト」と、豊かで正確な色の表現を可能にする「量子ドットナノセルカラーテクノロジー」の組み合わせにより、より明るくコントラストの高い映像を表現する新技術。同社の液晶テレビの技術を結集させたフラッグシップとなります。
また、映像エンジンには、有機ELモデルと同様、第4世代のAI対応映像エンジンを採用。視聴するコンテンツのジャンルやシーンをAIが判別し、自動で画質や音質を調整してくれます。
このほか、1nmという極小粒子を超精密に敷きつめた「NanoCell Display」を搭載した「LG NanoCell」シリーズや、スタンダードな機能を備えた「LG UHD TV」の「UP8000」シリーズもラインナップ。86インチから43インチまでの豊富なサイズを揃えています。
【ラインナップ詳細】
シリーズ | 品番 | 画面 | 実売予想価格 | 発売日 |
QNED99 | 86QNED99JPA | 86型 | 121万円前後 | 8月 |
QNED90 | 86QNED90JPA | 86型 | 72万円前後 | |
75QNED90JPA | 75型 | 55万円前後 | 6月中旬 | |
65QNED90JPA | 65型 | 44万円前後 | 9月 | |
NANO90 | 86NANO90JPA | 86型 | 50万円前後 | 5月下旬 |
75NANO90JPA | 75型 | 35万円前後 | ||
65NANO90JPA | 65型 | 27万円前後 | ||
55NANO90JPA | 55型 | 21万円前後 | ||
NANO85 | 50NANO85JPA | 50型 | 17万円前後 | |
NANO76 | 75NANO76JPA | 75型 | 26万円前後 | |
65NANO76JPA | 65型 | 19万円前後 | 6月中旬 | |
55NANO76JPA | 55型 | 16万円前後 | 7月上旬 | |
50NANO76JPA | 50型 | 14万円前後 | 5月下旬 | |
43NANO76JPA | 43型 | 13万円前後 | ||
UP8000 | 65UP8000PJA | 65型 | 18万円前後 | 5月下旬 |
55UP8000PJA | 55型 | 15万円前後 | ||
50UP8000PJA | 50型 | 14万円前後 | ||
43UP8000PJA | 43型 | 11万円前後 |
有機ELから8K/4K液晶、さらに豊富なサイズラインナップをそろえた2021年のLGのテレビは、ネット動画やゲームにも対応した死角のない仕上がりとなっています。
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