ゼンハイザーが最新の完全ワイヤレスイヤホン「CX Plus True Wireless」を発表しました。今年の7月に発売されたCX True Wirelessにアクティブ・ノイズキャンセリング機能を加えて、価格は2万1780円(税込)と手頃なラインをキープしたスタンダードモデルです。ブラックが9月28日、ホワイトは10月中旬の発売を予定しています。
音の要になるドライバーは、ゼンハイザー伝統の“ダイナミック型”を継承。独自設計・生産による7ミリ口径「TrueResponseトランスデューサー」が一体感あふれるパワフルなサウンドを引き出します。
BluetoothオーディオのSoC(システムIC)にはクアルコムのチップを採用。ゼンハイザーの完全ワイヤレスイヤホンとして初めて、最大48kHz/24bitの高音質Bluetoothオーディオ再生を実現するコーデックであるaptX Adaptiveをサポートしました。低遅延性能にも優れるコーデックなので、モバイルゲームの動画と音声の遅延も抑えられます。またイヤホンとスマホのあいだの音切れ、ノイズの発生を抑えるQualcomm TrueWireless Mirroringにも対応しています。
ANC機能は音楽再生を妨げない自然な効果にこだわり、ハウジングの外側に向けたマイクのみで集音するフィードフォワード方式を採用。シリコンイヤーピースによるパッシブな遮音感を高めることにも注力しています。
本体に搭載するマイクで外部の環境音を取り込む機能も搭載。側面のタッチセンサーリモコンでモードを素速く切り換えられます。
通話音声はクアルコムのチップに統合されているノイズリダクション機能、および2基のビームフォーミングマイクによりクリアに集音。通話中にも周囲の環境音がきこえる「サイドトーン機能」も搭載しています。左右どちらの本体でも片耳リスニングができるので、長時間に渡るビデオ会議の際などに片側ずつイヤホンを充電しながら使うとバッテリー切れを未然に回避できます。イヤホン本体はCX True Wirelessよりも若干コンパクトになり、耳の小さい方にもフィットしそうです。
モバイルアプリはiOS/Android対応の「Smart Control」アプリをサポート。ベースブースト機能のほか、3つのプリセットEQを選んで好みの音質に調整したり、3つの帯域を調整してサウンドを好みに追い込めます。タッチコントロール操作も覚えやすいコマンド配置にカスタマイゼーションができます。
本体に内蔵するバッテリーはANCオンの状態で約8時間の連続音楽再生に対応。ケースで充電すると合計24時間のリスニングができる計算です。
本体はIPX4相当の防滴仕様なので、雨の日の屋外や汗をかくスポーツシーンでも快適に使えそうです。完全ワイヤレスイヤホンに注力するゼンハイザーの新たなスタンダードモデルは、色んな使い方が楽しめそうです。
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