オンラインゲームで仲間と音声チャットをする時に、つい欲しくなるのが「ゲーミングヘッドセット」。大音量で音を鳴らしても周囲の迷惑にならないし、マイクが最初から付属しているのも便利ですよね。
ゲームプレイに便利な機能を備えたワイヤレスタイプのヘッドセット「Arctis 7P+ Wireless」が、ゲーミング周辺機器ブランドのSteelseriesから発売されました。USB-Cドングルを利用した、柔軟な接続機能が特徴の製品となっています。
Arctis 7P+ Wirelessはゲーミングヘッドセットということで、ボイスチャットの音声をクリアに届けるべく、本格的なノイズキャンセリングマイクが本体に収納されています。手で引き出したり、しまったりできるこの機構は、なんだか少年心をくすぐりますね。
付属するUSB-Cドングルをパソコンやスマートフォン、さらには「PlayStation 5」や「Nintendo Switch」に接続するだけで、すぐにワイヤレス通信での利用が開始できます。ペアリング操作が必要ない点も、ポイント高し。
本体には40mmのネオディミウムドライバーを搭載。イヤークッションが柔らかく、長時間使っても疲れません。満充電状態では30時間の使用が可能で、USB-Cポートからの15分の急速充電でも3時間のプレイができます。
イヤーカップには、マイクのオン/オフ、ボリュームダイヤル、オーディオ入力、ヘッドホンシェア入力、USB-C入力、マイクボリューム、電源ボタンが搭載されています。ボリュームとマイクのダイヤルは、直感的な操作ができて便利。一方でマイクのミュートボタンはちょっと場所がわかりづらく、試用期間中はあまり使いませんでした。
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さて、Arctis 7P+ Wirelessを実際に視聴してみましょう。音の傾向は「シャキシャキ、はっきり」した傾向だと感じました。ゲーム中のさまざまな効果音を聞き分けるのには、最適な音響設定かと思いました。また、マイクをとおして聞いた自分の声も、ノートパソコンの内蔵マイクと比べるとずっとクリアです。
通常の動画や音楽視聴では、無理に低音や高音を持ち上げていないことにより、聞き疲れがしないサウンドだと感じました。長時間の動画や音楽視聴でも、本体のやわらかなクッションのおかげで実に快適です。
ワイヤレスヘッドホンにも関わらず、音の遅延がかなり小さいのも好印象。完全にゼロというわけではありませんが、ゲームの効果音や動画の音声で違和感を感じることはありませんでした。電波の接続性もよく、壁を2枚へだてた別の部屋に行かない限り、音声が途絶えることはありませんでした。
Arctis 7P+ WirelessのAmazon.co.jpでの販売価格は、2万3880円。USB-Cドングルを利用すれば接続先を選ばない利便性と、ゲーム向けにチューニングされた本格的な再生/通話機能が印象的なワイヤレスヘッドセットという印象です。
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