価格は安いのに機能はスゴい、超お買い得な家電を大特集! 今回は「完全ワイヤレスイヤホン」カテゴリからランキング形式で10位から6位までを紹介しよう。物価高騰&家計圧迫時代を乗り切るために、“安物買いの銭失い”にならない、賢いチョイスをご参考アレ!!
※こちらは「GetNavi」 2022年10月号に掲載された記事を再編集したものです。
私が選びました!
事前に使用環境を想定して最適なANC性能の検討を
完全ワイヤレスイヤホン(以下TWS)は、2万円以下の価格帯でも選択肢が豊富。使用環境を想定して必要十分なANC(※)性能の製品を選ぶのがベターだ。アプリ連携などの機能性を基準に選んでも良いだろう。
※:アクティブノイズキャンセリング。騒音と逆位相の音を発生させて打ち消す技術のこと
騒音の大きい環境で多用する人は、ハイブリッド式など高性能なANC搭載機がオススメ。一方、静かな環境で使用し音質にこだわる人は、音のクリアさ、歪みの少なさを重視して比較検討すると良い。
また、TWSに限らず好みの音響機器があるなら、同じブランドから選ぶのもアリ。老舗メーカーほど音質やサウンドキャラクターが確立されており、音色傾向の共通性から気に入る可能性が高い。
いざ購入する際には、「装着感」と「音」が自分の好みに合っているか、実物を手に取ってチェックすることが重要。気になるモデルがあれば、店舗に行って試聴を!
【第10位】ANCとイヤホン形状による総合的な騒音除去が高水準
実売価格1万780円
【ハイブリッドANC/2021年11月発売】
GLIDiC
TW-6100
ハイブリッドANCに加え、カスタムIEMメーカー「カナルワークス」監修のイヤホン形状は遮音性が高く、騒音を除去。通話時の騒音を抑えて音声にフォーカスする「ノイズリダクション」機能も備える。IPX5の防水仕様で水洗い可能。
SPEC●ドライバー径:φ9.2mm●充電時間:イヤホン約1時間、ケース約2時間●最大再生時間●イヤホン約10時間、ケース込み:約35時間●防水:IPX5●イヤホン質量(合計):約13.0g
[ココが価格以上!] イヤホン形状が特筆! 音響はアッパーに鳴らす
「独自の『IEM形状』イヤホンを採用。格別のフィット感で使用中の脱落がほぼなく、遮音性も抜群です。音質面では、丁寧なディテール表現とメリハリの良さが両立したアッパーな印象」(野村さん)
【第9位】ANCと外音取り込みを排し音質で勝負する意欲作
実売価格1万4800円
【ANC非搭載/2022年7月発売】
final
ZE2000
ANCや外音取り込み機能は搭載せずに音質を追求。姉妹品の「ZE3000」を基に異なるチューニングを施し、価格を抑えた。新設計の超低歪ドライバーとイヤホン内部の機構が、細かな強弱も感じられる明瞭な音響を実現。
SPEC●ドライバー径:φ6mm●充電時間:イヤホン約1.5時間、ケース約2時間●最大再生時間:イヤホン約7時間、ケース込み約35時間●防水:IPX4相当●イヤホン質量(合計):非公表
[ココが価格以上!] ワイヤレスの常識を覆す上質でメリハリある音響
「自社開発のドライバーとイヤホン内部構造、サウンドメーカーとしての理念に基づく調音で、TWSとは思えない上質感を獲得。メリハリのあるサウンドはポップスやロックなどの現代音楽向きです」(野村さん)
【第8位】老舗メーカーのリッチな音がTWSで手軽に楽しめる
実売価格1万6500円
【ハイブリッドANC/2021年10月発売】
デノン
AH-C830NCW
老舗オーディオブランドの同社で全製品の音質チェックを行う「サウンドマスター」がチューニングを担当。楕円形の大口径ドライバーを搭載し、広範な音域で解像感の高いサウンドを再現する。音声アシスタントにも対応。
SPEC●ドライバー径:11×10mm●充電時間:イヤホン非公表、ケース約2時間●最大再生時間●イヤホン約6時間、ケース込み約24時間●防水:IPX4相当●イヤホン質量(合計):約10.6g
[ココが価格以上!] 周囲音ミックス機能が自然で外出時に重宝
「周囲の音をミックスする外音取り込みは、装着していることを忘れるほど自然な印象。3Dシミュレーションやサンプルの試作を繰り返したというイヤホン形状はフィット感が格別です」(野村さん)
【第7位】耐久性とフィット感に優れるワークアウトのパートナー
実売価格1万4850円
【シングルANC/2022年1月発売】
Jabra
Elite 4 Active
IP57準拠の防塵防水仕様で、耐汗能力を高めたタフな一台。片側2基のマイクは独自構造のメッシュカバーで保護され、風切り音を抑えて明瞭な通話をサポートする。触覚的なボタンをタッチして外音取り込みONなどの操作が可能。
SPEC●ドライバー径:φφ6mm●充電時間:イヤホン非公表、ケース約3時間●最大再生時間:イヤホン約7時間、ケース込み約28時間●防水:IP57相当●イヤホン質量(合計):約10.0g
[ココが価格以上!] 通話性能が高くワークアウト以外でも活躍
「JabraのTWSとしては入門機とも言える価格帯ですが、機能性は十分。『Spotify Tap再生』機能ではクイックに音楽を楽しめます。マイク性能にもこだわり、クリアな通話品質はビジネスで有効」(野村さん)
【第6位】小型化とANCの強化を実現し圧倒的な長時間再生は健在
実売価格1万1990円
【ハイブリッドANC/2022年6月発売】
AVIOT
TE-D01v
人気シリーズの最新機種。片側2基のマイクが集音するハイブリッドANCを採用し、中・高音域における低減率は従来比170%まで伸長した。独自の省電力技術により、イヤホン単体で最大約18時間という驚異的な再生時間を誇る。
SPEC●ドライバー径:φ10mm●充電時間:イヤホン約1.5時間、ケース非公表●最大再生時間:イヤホン約18時間、ケース込み約60時間●防水:IPX4相当●イヤホン質量(合計):約12.6g
[ココが価格以上!] ANC機能や装着感が従来機から大幅に強化
「強化されたANCをはじめ、最新モデルならではの高機能が魅力。イヤホンが小型化し装着感は格段に向上しています。10バンドのイコライザー設定など、アプリ連携機能も便利」(野村さん)