AV
2023/5/2 11:15

ポータブルアナログプレーヤーがくる? プロ注目のオーディオ製品をチェック

プロが厳選した最先端を行く“ヒット間違いなし!”豊かなサウンドを満喫できるオーディオ製品を紹介。

 

こちらは「GetNavi」2023年5月号に掲載された記事を再編集したものです。

迫力の立体映像を大画面で堪能できる3D対応4Kプロジェクター

ビクター
DLA-V50

実売価格80万円

<ネイティブ4Kに対応したエントリーモデル>
ネイティブ4K「D-ILA」デバイスの搭載と1900lmの高輝度を実現し、滑らかで高精細な映像表現が可能に。最新のHDR規格「HDR10+」に対応し、映像制作者の意図を忠実に再現する。内部回路によるアップコンバートにより、4K相当の3D映像が楽しめる。

 

【プロも注目】

画質は家庭用機としてトップレベル。メリハリの効いた高コントラストが特徴的で、精細感に富んだ100インチ超えの映像は見応え十分です」(AV評論家・藤原陽祐さん)

 

↑進化した4K D-ILAデバイスにより、さらなるハイコントラストを実現。4Kネイティブによる滑らかかつ高精細な映像表現が可能となった

 

【ヒットアナリティクス】
3D対応テレビが消えつつあるなか唯一家庭で3D映像が楽しめる

上位モデルと同じデバイスを搭載しつつ、実売80万円(最上位モデルは実売約260万円!)を実現。3D対応のテレビが絶滅危惧される一方で、“アバター2”などの3DBDソフトが発売され、3Dプロジェクターは唯一の3D鑑賞手段として注目を浴びそう。

■先進技術:5/顧客ニーズ:4/市場の将来性:3/独自性:4/コスパ:4

 

意のままに最適な視聴スタイルが実現! 曲がる有機ELテレビ

LGエレクトロニクス
LG OLED Flex
42LX3QPJA

実売価格43万7800円

<自由に曲率を変えられる初の有機ELテレビ>

曲率調整可能な42V型の有機ELテレビ。通常の平面から没入感あふれる最大曲率900Rまで、視聴コンテンツや好みに合わせて20段階での調整が可能だ。ゲーミングモニターのように、高さ(614〜754㎜)、傾き(前方10度/後方5度)の調整も行える。

 

【プロも注目】

バックライトのない有機パネルだからこそ成し得たワザ。みんなで映画を見るのも、ひとりでゲームに没入するのも、この1台でカバーできます」(テクニカルライター・湯浅顕人さん)

↑曲率は5%刻みで変更可能。好みの曲率を保存しておくこともできる

 

【ヒットアナリティクス】
同サイズの他社モデルより割高だが画面が曲がる先進性は試す価値あり

画面が湾曲したPCモニターは存在するが、曲率を変えられるテレビは現在本機だけ。一般的な42V型の有機ELと比べるとかなり割高ではあるが、“第1号機”と考えれば妥当な価格だろう。映画もPCゲームも満喫したい、という人にはピッタリの1台だ。

■先進技術:5/顧客ニーズ:5/市場の将来性:4/独自性:5/コスパ:2

 

いつでもどこでもレコードが聴ける! サウンドバーガー

オーディオテクニカ
サウンドバーガー
AT-SB2022

完売(オンラインストア価格2万3800円)

<レコードを挟んで再生するポータブルプレーヤー>

1980年代に発売され、いまでもコレクターの間で人気のアナログプレーヤー。その復刻モデルが、昨年11月に同社オンラインストアで限定発売されるも即完売した。その後多くのリクエストに応え、今春以降の発売がアナウンスされている(発売日・詳細等不明)。

 

【プロも注目】

「レコードを挟み込むように固定して再生するスタイル。1980年代モデルの復刻版ですが、USB充電やワイヤレス再生対応などの機能はいま流です」(AV評論家・藤原陽祐さん)

↑バネにより針圧をかける方式。携帯性とトーンアームの安定性を両立する

 

USB Type-Cポートを備え、充電が可能だ(フル充電で12時間連続再生)

 

【ヒットアナリティクス】
レコード体験のない若年層にウケそう

同社創業60周年記念モデルとして、約40年ぶりに復刻。昨今のアナログレコードブームが追い風になり、大きな話題を呼んだ。新たに、USB充電をはじめBluetoothによるワイヤレス接続など、現代のトレンドを導入。若年層には新鮮な機器として支持されそう。

■先進技術:5/顧客ニーズ:4/市場の将来性:3/独自性:4/コスパ:5