ギターのエフェクターやアンプ、プロセッサーなどで有名な「Line6」より、最先端のエフェクトとリアルなサウンドを追求したギタープロセッサー「Helix」が発表されました。
PODシリーズの登場以来、ニューアイテムを発表するたびにギターやコンピューターとの関係を強めてきた「Line6」社ですが、今回の「Helix」はどのような新製品になっているのでしょうか?
自由度が高いディスプレイとシンプルなデザインで直感的な操作を
この「Helix」はLEDが鮮やかなスイッチ類と高級感を損なわないペダル部分、大型LCDディスプレイが目を惹くハイセンスなデザインになっています。
スイッチ一つ一つにディプレイが内蔵されており、演奏中でも直感的な操作が出来るほか、演奏者の好みでエフェクト等を配置することができます。
入力部分はさまざまな形式に対応しており、最先端の規格や古い仕様のものまで多くの機器と接続することが可能です。
一番重要なギターのインプットには驚異的な深みと超ローノイズを実現する、業界最高水準“123dBダイナミックレンジ”のインプットが採用されました。
最大3台のエクスプレッションペダルに対応できるなど、高い接続性・拡張性を備え、どんな規模のシステムにも対応可能です。
音の質感だけではなくシステム全体の包括的なコントロールを可能に
もっとも気になるのは音質や機能面ですが、DSPパワーを駆使した「HXモデリングエンジン」を搭載しているので、様々なアンプやキャビネット、マイクなどを忠実に再現できる実力派。
エフェクトの種類も非常に多彩で、主要ギターエフェクトすべてが高品質でインストールされている点も魅力の一つです。
これまで「Line6」のPODシリーズは画期的なアイテムとしてさまざまな現場で使用されてきましたが、レイテンシーの大きさやシリーズごとの差が激しいなどのデメリットがありました。
しかし今回の「Helix」では“PODシリーズの概念を覆す革新的なアイテム”というイメージでプロモーションがおこなわれているので、これまでのそういったデメリットが改善されているのか、実機に注目したいところですね。
・価格 22万円代後半
・発売日 2015年11月25日
・ アンプ 45種類、キャビネット 30種類、マイク 16種類、エフェクト 70種類
・タッチセンシティブ・フットスイッチ 12基
・10インプット、12アウトプット(4×FXループ含む)
・8イン/8アウトUSBオーディオインターフェース
・AES/EBU、S/PDIF、VDIインターフェース
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