イヤホンは音楽鑑賞の基本アイテム。その日の気分や聴く音楽で使い分けている人も多い。本記事では、セルフリスニングに最適なイヤホン4アイテムをセレクト!
※こちらは「GetNavi」 2023年12月号に掲載された記事を再編集したものです
私が解説します
オーディオライター 野村ケンジさん
ハイエンドシステムから、ヘッドホン・イヤホンまで幅広い知識を持つ。テレビやラジオなどでも活躍中。
【その1】ハートに響く迫力の重低音を思う存分体感できる
JVC
XX HA-XC62T
実売価格9900円
重低音を際立たせつつ、楽器やボーカルの音もクリアに楽しめるサウンドにチューニング。防水・防塵・耐衝撃仕様のタフボディを継承しつつ、耳にフィットしやすいスティック型を初採用した “重低音&タフ” なモデルだ。
SPEC●ドライバー:φ6mm●対応コーデック:SBC、AAC●使用可能時間(イヤホン/ケース併用):最大7時間/最大24時間●質量(イヤホン片耳/ケース単体):約4.4g、約38.5g
野村‘s Check
屋外用に最適なタフネスモデル
「手ごろな価格ながら、同社ならではの迫力満点な重低音が存分に体感できます。3つのサウンドモードを備え、場所や気分、曲によって使い分け可能。手軽に屋外で重低音を楽しめるのも美点です」
【その2】ファンタジックなデザインを取り入れたユニークなTWS
水月雨(MOONDROP)
Space Travel
実売価格6300円
宇宙旅行をテーマにしたデザインを取り入れたANC対応の完全ワイヤレスイヤホン。音質特化型の13mmチタンドーム複合振動板ドライバーを搭載し、優れた高域の伸びとディテール、マイルドな低音と優れた低歪みを実現した。
SPEC●ドライバー:φ13mm●使用可能時間(イヤホン/ケース併用):最大4時間/最大16時間●音声ガイダンス:水月ゆき(ブランド公式バーチャルライバー)
野村‘s Check
6000円強の価格ながらANCの効果はなかなか
「手ごろな価格ながら、同社ならではの迫力満点な重低音が存分に体感できます。3つのサウンドモードを備え、場所や気分、曲によって使い分け可能。手軽に屋外で重低音を楽しめるのも美点です」
【その3】小型軽量&フラット設計で音質と着け心地を両立
ag
PITA
実売価格6980円
音質と着け心地を両立したワイヤレスイヤホン。軽量・小型で、装着時の耳への圧力が少ないため、寝ながら着けても異物感が少なく快適だ。NC機能は搭載しないが、耳穴の奥まで挿入可能な形状により十分な遮音性を実現。
SPEC●ドライバー:φ6mm●対応コーデック:SBC、AAC●使用可能時間(イヤホン/ケース併用):最大5時間/最大30時間●質量(イヤホン片耳/ケース単体):約3.8g、約39g
野村‘s Check
快適な装着感に加え定評のある音質も◎
「耳から出ている部分の少ない設計なので、寝そべって装着することも可能です。finalのag製品ですから、音質も上々。屋外に室内に、気軽に使える2台目として重宝するハズ」
【その4】ワンランク上の音を追求するなら有線イヤホンに挑戦
qdc
SUPERIOR
実売価格1万4300円
高価なカスタムIEMも手がけるqdcのエントリー有線イヤホン。10mm径シングルフルレンジのダイナミックドライバーと過度特性を重視した設計により、幅広い再生音域と全帯域に渡って自然で調和の取れたクリアなサウンドを再生する。
SPEC●接続タイプ:有線●形式:密閉型●ドライバーユニット:φ10mmダイナミック型●音圧感度:100dB●再生周波数帯域:10Hz〜40kHz●インピーダンス:16Ω
野村‘s Check
サブ機として日常的に使える有線モデル
「qdcはプロ向けカスタムIEMの知見があり、低価格でも音質はさすが。イヤーモニターの入門用にオススメです。メインのリファレンスイヤホンのサブ機として持ち歩き用に使うのもアリでしょう」