音楽鑑賞の基本アイテムといえば、ヘッドホンとスピーカー。シーン別に使い分けている人も多い。本記事では、セルフリスニングに最適なヘッドホン1種と携帯用スピーカー3種をピックアップ。マニアも満足する音質とNCの両立を実現したヘッドホンやパーティーシーンで映えるイルミネーションが印象的なワイヤレススピーカーなど、プロが注目ポイントを解説します。
※こちらは「GetNavi」 2023年12月号に掲載された記事を再編集したものです
私が解説します
オーディオライター 野村ケンジさん
ハイエンドシステムから、ヘッドホン・イヤホンまで幅広い知識を持つ。テレビやラジオなどでも活躍中。
【その1】同社エンジニアにより人気ヘッドホンの音を一新
final
UX3000
実売価格1万5800円
ANC搭載のワイヤレスヘッドホン。agブランドより発売中の製品を、finalのエンジニアが海外別注モデルとしてサウンドを一新。ドライバーやBluetoothの見直しにより、マニアも満足する音質とNCの両立を実現した。
低音域:5
音声・ボーカル:4.5
定位感:4
装着感:3.5
SPEC●形状:オーバーヘッド型●接続タイプ:無線/有線●対応コーデック:SBC、AAC、aptX、aptX LL●連続音楽再生時間(ANC ON/OFF):最大25時間/最大35時間
野村‘s Check
無線のオーバーヘッドは屋外用として使いたい
「agブランドの製品をベースにドライバーを新規開発、音質の向上を実現したモデル。同社上位ヘッドホンは有線モデルなので、屋外用のセカンド機として使い分けましょう」
【その2】低音域&音圧が強化されゲームへの没入感がアップ
パナソニック
SC-GNW10
実売価格3万6300円
従来機より強化された4基のスピーカーユニットが立体的で奥行きのあるサウンドを再生。2.4GHz帯の専用無線による低遅延のワイヤレス通信で快適性も向上した。ゲームジャンルに合わせて3つの「サウンドモード」が選べる。
低音域:4
音声・ボーカル:5
定位感:4
装着感:4
SPEC●スピーカー口径:φ約38mm●実用最大出力:8W●接続方式:2.4 GHz 専用無線●連続再生時間:約9時間(Vol8)●サイズ/質量:約W256×H56×D221mm/約403g(本体)
野村‘s Check
小音量でも迫力のサウンドを楽しめる
「ワイヤレスながら独自接続によって低遅延を実現したゲーミング向けネックスピーカー。小ボリュームでも音の広がりが良いうえに、チャット時の人の声も聴きやすく、使い勝手が良好です」
【その3】派手目のイルミネーションがパーティーシーンに映える
Edifier
ED-QD35
実売価格2万9980円
イルミネーションが印象的なワイヤレス対応スピーカー。高効率なGaN(窒化ガリウム)テクノロジーを搭載し、スマホで音楽をかけながら高速充電できる。モノラルながらハイレゾに対応し、高音質再生が可能。
低音域:4
音声・ボーカル:4
定位感:2
装着感:3
SPEC●対応コーデック:SBC、LDAC●定格出力:合計40W●再生周波数帯域:60Hz〜40kHz●SN比:85dB(A)●サイズ/質量:W263×H165×D133mm/約2.7kg
野村‘s Check
様々なシチュエーションで活躍しそう
「アプリでイルミネーション設定が行え、部屋の雰囲気やインテリアに合わせたり、パーティーで屋外へ持ち出したりと、様々なシチュエーションで活用できます。サウンドも良質でBGMにも最適」
【その4】奥行きのある立体音響を好きな場所へ持ち歩ける
アンカー・ジャパン
Soundcore Motion X600
実売価格1万9990円
空間オーディオ対応ポータブルスピーカー。部屋全体を包み込むような立体音響が満喫できる。独自のアルゴリズムにより、リアルタイムで音楽や音声を解析し、スピーカーそれぞれに最適な音を分配して立体音響を実現。
低音域:4
音声・ボーカル:4
定位感:5
装着感:4
SPEC●対応コーデック:SBC、LDAC●再生可能時間:最大12時間●充電時間:約6時間●出力:50W●防水:IPX7●サイズ/質量:約W310×H170×D81mm/約1930g
野村‘s Check
ステレオスピーカーとして手軽に良い音が楽しめる
「独自の空間オーディオによる立体音響はもちろん、ステレオスピーカーとしての音質の良さが光ります。手軽に良い音を楽しむ、まさにセカンドシステムにピッタリの製品です」