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2017/10/1 18:00

「目玉焼き、何つける派?」で会話のきっかけを掴もう

みなさんは「あーめっちゃ楽しかった!」と会話が弾む経験を何度しているでしょうか?

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毎度素晴らしい会話で満足度を感じられて入れば何の問題もありませんが、ほとんどの場合「今日も微妙だった」「なんか疲れちゃったな」「やっぱり気が合う人とだけ話したい」なんて内に篭ってしまいがち。こんな風にネガティブになってしまう原因には、会話の始まりこと「きっかけフレーズ」の良し悪しが関係しているかもしれません!

 

知人の結婚式で出会った知人の友人と話す時、会社の飲み会で新入社員と話す時、楽しいはずの趣味のオフ会、はたまた婚活、合コン! 今回は、様々なシチュエーションで間違いなく使える「会話のきっかけフレーズ」を『面白いほど話が弾む!魔法の「10秒!」きっかけフレーズ』(夏川立也・著/学研プラス・刊)よりご紹介させていただきます。

 

沈黙が怖いなら「目玉焼き」に助けてもらおう!

会話が続かない恐怖を経験されている方は多いはず。

 

沈黙が続くと頭の中で「何かしゃべらないと。なにか、ナニカ!!」と焦って目が泳いでしまいますよね。そんな沈黙をよく見かけるのが、会社での歓迎会。会話のネタのほとんどは仕事のことなので、ちょっと違う話題にしたいなぁと思った途端に、沈黙・・・。「次のフリが出てこない!」ほぼ初対面の人に、プライベートな話は立ち入りすぎな気もするし、これ以上仕事のネタもないぞ! なんて時に役立つのが「目玉焼きに、何をつける派ですか?」という質問。これはあくまでキッカケなので「醤油ですよね!」と相手が乗ってきたらこっちのもんですが、しれっと流された時には、別の質問を重ねましょう。

 

A「目玉焼きに、何をつける派ですか?」

B「あんまりこだわらないけどな」

A「ですよね。でも、ご飯のお供といえば・・・」

B「それは、明太子だろ」

(『面白いほど話が弾む!魔法の「10秒!」きっかけフレーズ』より引用)

 

「目玉焼き」以外にも、「お味噌汁の具」「おむすびの具」「好きなラーメン」「冬の鍋と聞いて思いつくのは?」など題材は無限大。これらは『ディベートフレーズ』と呼ばれているそうなので、沈黙が想定される飲み会がある日には、あらかじめ準備しておくとあなたを助けてくれるフレーズとなるはずです。

 

学生時代の「あだ名」で親近感を

ある程度盛り上がってくれば、こっちのもんですよね。自然と会話も盛り上がり、ディベートフレーズで仲も深まったかな〜と思っていたけど、上辺だけのお付き合い止まり・・・という方も多いのではないでしょうか? 「まあそれくらいの付き合いでいいから」という人は、その場が盛り上がってそれで満足かもしれませんが、「この人とはもう少し距離をつめたい」という方には、学生時代のあだ名を使ったこんなフレーズがオススメとのこと。

 

A「学生時代は、マー君と呼ばれていたんですよ」

B「へぇ~・・・イメージ変わるよね」

A「ぜひ、呼んでみてくださいよ」

B「じゃ、マー君、この連休のご予定は?」

(『面白いほど話が弾む!魔法の「10秒!」きっかけフレーズ』より引用)

 

「あだ名」で呼び合うと、お互い親しい仲であるという錯覚を生み出せるんだそうです。

 

しかし、ちょっと注意が必要なのは、相手が驚かないような流れで進めなくてはいけないということ。例えば、ビジネスシーンでこのフレーズを使うと相手によっては、「は?」と驚きを通り越して嫌われてしまう危険性も。また、合コンなどでも強制的に「マー君って呼んでよ~」なんて言ったらドン引き! このシチュエーションは相手の反応を見ながら、時と場所を選び、笑顔でさらっと言える雰囲気を作っていくのが大切だと言えます。

 

久しぶりの再会で、自然にそっと相手を褒めるコツ

たま~に会う人から、「髪切った?」なんてよく聞かれるんですが、「いや、今週末に美容室に行く予定で・・・」とも言えず、反応に困ることありますよね。「この人、他に言うことなかったのかな?」というのがバレバレにならないよう、自分から話をする時にも気をつけたいもの。そんな時に使えるのが「ちょっと雰囲気変わった?」という全体について触れる言い方です。

 

A「ちょっと雰囲気、変わったね~」

B「そうですかね?」

A「何か、いい感じになったよ」

B「ありがとうございます」

(『面白いほど話が弾む!魔法の「10秒!」きっかけフレーズ』より引用)

 

このあとに続ける会話としては、「やっぱ、仕事頑張っているからだろうね」「きっと、自信がついてきたんだよ」などなど、いつでも誰にでも当てはまるフレーズが王道なんだとか。ただし、悪い方向への変化という意味で使ってはダメ! 当たり前ですが、自分が言われて嫌なことは言わない様にしましょう。

 

「これくらいできて当たり前」と感じる人が多いと思いますが、知っていても口に出せない人がほとんど。当たり前と思わず、まずは声に出して実践してみることから始めましょう。きっかけフレーズによって、あなたの未来が大きく変わるかもしれませんよ!

 

(文:つるたちかこ)

 

【文献紹介】

20170929_suzuki_5

面白いほど話が弾む!魔法の「10秒!」きっかけフレーズ
著者:夏川立也
出版社:学研プラス

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