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2017/12/2 16:00

カメラ機材が増えるのはしょうがないことなのだ!

僕は、なぜかカメラ機材が多い。カメラ本体、レンズが多いというのならわかるが、実はそれ以外の機材が多いのだ。

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たとえば三脚。5本くらい持っている。そしてカメラバッグ。大小合わせると10個くらいは持っているだろうか。

 

三脚が増えてしまう経緯

最初の三脚は、20年ほど前に購入した大きめのアルミ三脚。しかし、これが持ち運ぶには大きくて重い。

 

そこで、もうちょっと軽くて持ち運びに適した三脚を買おうと探し、カーボン製の中型の三脚を購入。

 

しばらくはこの2台体制だったが、「もうちょっと大きめのカーボン三脚があったほうがロケに便利だな」「クルマで移動するときは重さ関係ないからアルミ製の中型三脚があってもいいな」「出張用に超小型の三脚があると便利だ」などというように、どんどん増えていく。同様に雲台も増えてしまっている。

 

カメラバッグが増えてしまう経緯

カメラバッグの場合も同様だ。最初に買ったカメラバッグは、機動性を重視して少々小型のもの。

 

しかし、大きめのレンズなどが入らなくなり、もう少し大きめのバッグを購入。そのうち、ノートPCも持ち運ぶようになったので、ノートPCも入るバッグを追加した。

 

仕事で複数のカメラを持ち歩く必要が増えてきたので、さらに大きめのバッグを購入。機材が増えてきて、ショルダータイプはきついということでリュックタイプも追加。しかし、あまりにも機材が重くて両腕がしびれ、腰への負担もかなりのものになってきたので、トローリータイプを購入。

 

また、たまたま立ち寄ったリサイクルショップにかっこいいカメラバッグが激安であったので買ってしまったりもした。

 

いくつも買う最大の理由は「使い分け」

僕としては、ただ無尽蔵に三脚やカメラバッグを買っているわけではなく、それなりに理由がある。要は「使い分け」をしているのだ。

 

カメラ機材は、そのときそのときで持って行くものが違う。だから三脚やバッグは、持って行く機材の量などによって変える必要があるのだ。

 

「大きめの三脚とバッグだけでいいじゃん」という声もあるだろうが、カメラ1台にレンズ2本というだけのときに、とても大きなバッグと三脚で出かけるのは機動力が下がってしまう。

 

やはり、機材や目的に合わせて三脚もバッグも適したものを使ったほうが効率がよくなる。

 

機材部屋にある大量のカメラバッグを見ながら、そう自分に言い聞かせている。

 

三脚は目的とシーンで選ぼう

カメラ雑誌『CAPA 2017年7月号』(CAPA編集部・編/学研プラス・刊)に「撮影用品ベスト100セレクション」という冊子がついている。三脚やストロボ、カメラバッグ、SDカードなど、撮影用品のベストバイ的な内容となっている。

 

そのなかの三脚の項目に、「三脚は撮影目的とシーンに合わせて選ぼう」というコラムがある。

 

三脚を選ぶ基準は、まず使用目的と載せる機材を明確にすること。重たい一眼レフと望遠レンズの組み合わせで朝夕の風景を狙いたいのか、超軽量ミラーレスカメラが載せられるぐらいの、旅行カバンにすっぽり入るサイズのものが欲しいのかで選ぶべき三脚はまったく違ってくる。

『CAPA 2017年7月号』撮影用品ベスト100セレクションより引用

 

そうなのだ。僕は一眼レフに望遠レンズで風景写真を撮ることもあるし、小さめのカメラでイベント会場を動き回ることもある。

 

そのときそのときで、使う三脚が違うのだから、必然的に三脚が増えてしまうのはしょうがないことなのだ。

 

万能のカメラバッグはない

同じ冊子のカメラバッグの項目では、「万能のカメラバッグは無いので行き先と機材に合わせて選ぼう」というコラムにはこう書かれている。

 

行き先や撮影目的が変われば、持参する機材の選択や組み合わせも変わる。だから、いろんなタイプやサイズのバッグが欲しくなるもの。そう、すべてのシチュエーションに対応可能な万能バッグは存在しないのだから。

『CAPA 2017年7月号』撮影用品ベスト100セレクションより引用

 

そうなのだ。あらゆるシチュエーションに対応できるカメラバッグなどは存在しない。だからいくつも買ってしまうのだ!

 

カメラ機材に終着点はない

ということで、カメラ機材がいつの間にか増えてしまうというのは、どうしようもないことなのだ。なんせ日本でも有数のカメラ雑誌がそう言っているのだから、間違いない。

 

僕は最近、超大型のアルミ三脚が欲しいと思っているし、ミラーレス一眼のシステムにノートPCという組み合わせでしっくりくるカメラバッグもあると便利だなと思っている。

 

そう、カメラ機材に終わりなんてないのだ。写真を撮り続ける以上、カメラ機材は欲しくなるし必要になるもの。だから、いくら三脚やカメラバッグが増えようとも、それはしかたないことなのだ。

 

よし、これからカメラ屋を覗きに行こう。いいカメラバッグ、あるといいな。

 

 

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20171201_suzuki8

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著者:CAPA編集部(編)

出版社:学研プラス

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