本・書籍
2018/1/30 16:30

【閲覧注意】君は「世界三大奇虫」を知っているか?

虫と聞いて、ほとんどの人は「ちょっと苦手」と言うのではないだろうか。もちろん、僕もそれほど得意ではない。特に、ムカデ系とゴキブリ系は苦手。実物を見たら一目散に逃げる。

 

39928746 - colorful collection of vector cartoon bugs and insects with caterpillars, ladybug, butterfly, grasshopper, fly, spider, bee, hornet, wasp and ant

ゲンゴロウは食べるのがたいへん

ただし、虫を図鑑や博物館などで見るのは好きだ。虫の形や生態が興味深い。

 

また、虫を食べることにも抵抗がない。長野などでよく食べられているイナゴ、ハチノコ、カイコなどはもちろん、オオスズメバチ、バンブーワーム、ゲンゴロウ、オオグソクムシなども食べたことがある。

 

特にゲンゴロウは硬く、噛むのがたいへんだった。オオスズメバチは、針が取り除かれており素揚げでいただいたが、パリパリしていた。オオグソクムシは素揚げだったが、エビのようでたいへんおいしかった。

 

 

世界三大奇虫はウデムシ、サソリモドキ、ヒヨケムシ

地球上には、約100万種もの虫がいるという。地球上の全動物の4分の3にあたる。そう、地球は虫天国なのだ。そんな虫たちのなかで「世界三大奇虫」と呼ばれる虫がいるのをご存じだろうか。『最恐昆虫大百科』(岡島秀治・監修/学研プラス・刊)に、よれば、ウデムシ、サソリモドキ、ヒヨケムシが世界三大奇虫ということだ。

 

80613916 - whip scorpion walking toward viewer through dry leafs, whip scorpion amblypygi inside of the forest in cuyabeno national park, in ecuador

 

ウデムシはクモに近い生き物で、「世界一気味の悪い虫」ともいわれるが、毒はなく人をおそうこともない。

『最恐昆虫大百科』より引用

 

とのこと。見た目はクモに似ているが、とげの付いた大きな前足が特徴。また、むちのような細長い触肢という器官も特徴的だ。サソリモドキについては以下のように述べられている。

15866625 - a vinegaroon, also known as whip scorpion, in the order thelyphonida

 

サソリに似ているが尾に毒針はなく、長い尾の先からすっぱい液をふき出して身を守る。

『最恐昆虫大百科』より引用

 

見た目はサソリに似ているがサソリよりは優しい感じだ。最後のヒヨケムシはこんな虫だ。

17107776 - camel spider or solfugid

 

夜になるとすばやくはいまわり、昆虫やトカゲ、ネズミなどをとらえて巨大なあごで切りきざむ。

『最恐昆虫大百科』より引用

 

クモに近い虫で毒はないとのこと。この3種の虫に共通しているのは、見た目が気持ち悪いということ。そして毒がないということだ。

 

虫のことを知ると虫嫌いが多少緩和される

現在の地球は、人間が支配しているという感じだ。しかし、数的には圧倒的に虫のほうが上。いわば地球は「虫の星」なのだ。見た目が気持ち悪いとか、病気の媒介になるという理由で毛嫌いされているが、虫それぞれも必死に生きている。虫それぞれの個性を知ると、虫が気持ち悪いとか怖いという感情が薄くなる気がする。たまには昆虫図鑑などを読んで、虫のことを知るのもいいのではないだろうか。

 

【著書紹介】

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最恐昆虫大百科

著者:岡島秀治(監修)
出版社:学研プラス

恐いけれど、見てみたい。身近に潜む恐ろしい昆虫や、世界の不気味なすがたの昆虫、奇妙な生態をもつ昆虫など、世界中の昆虫・節足動物をリアルなイラストと迫力満点の写真で紹介。最恐、最強、最驚の80種を掲載。恐るべき昆虫の世界を存分に味わえる一冊。

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