自由でいられる時代
日本では、あれこれ監視されることは、窮屈だ。SNSに投稿する前に「これを書いたら恋人はなんて思うだろう」「異性も一緒に映っているけど恋人は怒るだろうか」などといちいち考えなくてはならず、ひどく疲れてしまう。それならば恋人がいないまま、毎日を自由にのびのび生きていきたいと思う人が出てくるのも自然の流れだと思える。
このような自由な生きかたを前から実践している人たちがいる。ニューヨーカーだ。『幸せをつかむ人ほど「見た目」にお金を使う』(一色由美子・著/大和書房・刊)では、アメリカのおひとりさま事情についても触れられている。彼らは自分の気が乗らないことには、どんなに仲間に誘われても同行しない。そしてそれが認められる文化が前々からあるのだ。
おひとりさまとモテ
本によると「ニューヨークの成功している女性たちは、仲のいい友だちはいても、いつもべったりしていたり、集団で何かするということはありません」というので、まさにおひとりさま道を邁進しているように見える。けれど常におひとりさまというわけではない。パーティーなど人と交流する場ではきちんと交流し、TPOに応じて行動を変えているのだ。
こうした臨機応変な振る舞いができる女性はモテる。本でも「ひとりでいる分、男性もデートに誘いやすいのでモテる女性が多い」と書かれている。常に群れてはいないので、声をかけるタイミングが多いのだ。逆に日本の女性は常に他の女性と一緒にいるので、アタックしづらいと嘆く男性は少なくない。
ひとりで読書をしていたら「何を読んでいるのですか?」と声をかけられたという人はわりといる。実はおひとりさまでいるほうがモテる時代が来ているのかもしれない。
【著書紹介】
幸せをつかむ人ほど「見た目」にお金を使う
著者:一色由美子
発行:大和書房
見た目を変えれば、人生は変わる! リピート率86%。ニューヨーク仕込みのイメージコンサルタントの最速幸せメソッド。