今年に入ってから、仕事がとても忙しく、あまり休みが取れていない。日々の仕事に追われ、食事も疎かになっていた。たいていカフェかファミレスかコンビニという生活を続けていたら、どうも体調がよくない。
ここ数年は症状が出ていなかった花粉症をぶりかえしたり、歯が痛んだり、頭のかゆみが止まらないといった感じになってしまった。
そこで、少し食生活を見直そうと思ったものの、じっくり料理をしている時間も取れない。何か簡単にできる料理はないものか。できれば野菜を食べたいな。そんな風に思っているとき、1冊の本が目にとまった。
鍋ひとつでつくれる簡単料理「重ね煮」
『重ねて煮るだけ!おいしいおかず』(牛尾理恵・著/学研プラス・刊)は、タイトル通り、材料を重ねて煮るだけ。鍋ひとつでつくれる料理を紹介しているレシピ本だ。大まかな手順は以下の通り。
1 材料を切って
2 鍋に順に重ね入れて
3 調味料を加えたら
4 ふたをして火にかける
(約10分後)
でき上がり!(『重ねて煮るだけ!おいしいおかず』より抜粋)
なんとも簡単そうじゃないか。ということでさっそくこの本の中でも、一番簡単そうな料理を作ってみた。
切って並べて煮るだけ。「かぶのベーコン煮」
作ったのは「かぶのベーコン煮」だ。材料は
材料(2~3人分)
かぶ……2個
ベーコン……3枚
塩……小さじ1/2
こしょう……少量(『重ねて煮るだけ!おいしいおかず』より抜粋)
となっている。一番のポイントは、調味料が少ないこと。調味料なんて家にあまりないので、これはありがたい。
手順としては、かぶは8等分のくし切りにして、葉は3cmくらいに切っておく。ベーコンは1.5cm幅に切る。
鍋に、かぶ、かぶの葉と順に入れて、水を大さじ2杯回し入れる。塩、こしょうをしたあとベーコンをのせ、ふたをして中火で5分煮る。
5分後、ざっくりと混ぜ合わせれば完成だ。完成した料理はこちら。
ほんとに簡単にできた。びっくりした。
時間がなくてもすぐつくれて後片付けも楽
で、お味のほうはというと、これがなかなか。ベーコンの塩味があるので、調味料が少しで済むのもいい。何より、鍋ひとつで5分でつくれるというのが素晴らしい。これからヘビーローテーションになりそうだ。
そのほかに気になったレシピは、
・豚肉と長いもの梅肉煮
・鶏手羽中のウーロン茶煮
・塩豚のポトフ風
・チリコンカン
などなど。結構ボリューミーな肉料理もある。ただし、みりんとかオイスターソースとか、クミンとか、いろいろ調味料は用意する必要がありそうだ。
栄養満点、時短。そして簡単。後片付けも楽。これからは重ね煮の時代だ。
【著書紹介】
重ねて煮るだけ!おいしいおかず
著者:牛尾理恵
発行:学研プラス
材料を、火が通りにくいものから鍋に重ねて調味料を加えたら、あとはふたをして火にかけるだけ!シンプルで簡単なのにとびきりおいしいのが重ね煮の魅力。10分でさっとできる毎日のおかずから、肉のごちそう、スープまで、重ね煮レシピを紹介。