SNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)。あなたはいくつやっていますか?
ちなみに私は、ブログ、Facebook、Twitter、LINE。かつてはmixi。Instagramはアカウントだけとったものの、手を広げすぎて管理ができないと思い、結局すぐにアカウントを削除したっけ。還暦を過ぎた父もLINEをやっているくらいだから、いまや誰もが何かしらのSNSを利用しているといっても過言ではないかも。
では、SNSを利用している人に聞く。あなた、そのSNSをフル活用してますか?
自分を盛るも下げるも、SNS次第
SNSをフル活用? 当たり前じゃん!と思った方。本当に意識してる? 普段何気なくやっているSNS、実は使い方次第で、気になるあの人も、友達になりたいあの子も、さらにはやりたい仕事まで、手に入れられるのだということを。逆に、ちょっとしたミスで全世界の反感を買いかねない、恐ろしいツールであることも。
犬山紙子氏の『SNS盛 恋と仕事で差をつける秘密テク』(犬山紙子・著/学研プラス・刊)には、著者が徹底解明したSNS利用術が盛りだくさんである。いますぐ実践できるものも多々ある。まずは、まさに「あなたの顔」であるプロフィール(アイコン)写真からチェックしてみよう。
男盛りできるLINEのアイコン写真はコレ!
例えば、LINE。犬山氏曰く、男ウケするアイコン写真は「スキありカワイコちゃん」なのだそう。一見、自撮りした中でも最高に可愛く撮れた一枚を設定すべきでは?と思いがちだが、男性たちの見る目は肥えてきているようだ。キメキメのイケてる顔ではなく、「あくまでも自然で、しかもかわいい」写真が好ましい。
LINEはアイコンから吹き出しでメッセージを送り合うので、アイコンのイメージが話の印象まで左右するんですよね。なので、ナルシスト感などネガティブな印象のない、むしろ「楽しそう」だったり「あざとくなくてかわいい」ものなどが適しているのです。
『SNS盛 恋と仕事で差をつける秘密テク』より引用
具体的には、「観光地の顔ハメに顔を入れて満面の笑み」だったり、「遊園地の動くパンダの乗り物に乗って、ダブルピース」だったり。なるほど、「隙」が大事なのだな……。男ウケするファッションも、どこかに隙があると効果的、なんて聞いたことがあるけれど、アイコン写真にまで「隙」が必要とは!
SNSは、就活も成功させる最強のツール
本書の中でも特に目を引いたのが、SNSをうまく使いこなして人気企業の内定を手に入れた女子たちのリアルな声。
いまやネットで企業の情報収集をするのは当たり前だが、最近では企業の面接担当者たちも、相当チェックしている様子。書類選考時のアンケートに、利用しているSNSを聞かれる項目があったり、Twitterのフォロワー数やFacebookの友達数を書き込む欄があったり。そして選考中、人事は学生たちのSNSを隈なくチェックしているのだという。中には、面接で「最近、楽しいことはありましたか?」と聞かれたので答えると、「ああ、それFBに書いてありましたね」と言われた実例も! 逆に、面接官の情報を事前にもらえる会社もあるそうで、前もって面接官がどんな人かをSNSでリサーチしておくことも可能だとか。
数年前には想像もできなかった状況である。就活中の人は、面接官に見られてはマズイ写真やネガティブな投稿に気を付けることも必要なようだ。
SNSは、うまく活用すれば、素晴らしい自己プロデュースのツールとなる。犬山氏の本書を教科書に、自己プロデュース術に磨きをかけてみませんか?
(文・水谷 花楓)
【文献紹介】
SNS盛 恋と仕事で差をつける秘密テク
著者:犬山紙子
出版社:学研プラス
フェイスブックやライン他のSNS・・・・・・そこで自分を盛るも下げるも腕次第。ということで、自らもブログ他で活躍中の人気作家の犬山紙子が、SNSで自分盛りして幸せを掴む方法、またはSNSで失敗して反感買わない方法を伝授します。