本・書籍
2016/1/5 0:00

知ってた? プロ野球のちょっとした雑学

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

 

プロ野球ファンにとって、この時期は特に何もニュースがなく、完全なオフシーズンとなる。俗に「ストーブリーグ」と言われる期間だ。

 

 

ストーブリーグの話題といえばトレード話くらいだが、さすがに正月の間はそんな話も出てこない。プロ野球選手たちは、つかの間の休息を楽しんでいるはずだ。

 

 

ちょっと変わったプロ野球雑学でも

 

プロ野球ファンとしては、この時期やることがない。中学生くらいまではプロ野球選手年鑑をじっくり読んでいたりもしたが、大人になった今は、プロ野球関連の本を読んだりしている。

 

今回、正月の友に選んだのは『プロ野球どうでもいい知識検定』(カネシゲタカシ・著/扶桑社・刊)だ。この本には、いわゆるプロ野球の雑学的な問題が並んでいる。決して「王貞治の通算本塁打数は?」といった王道問題は出てこないのがミソだ。

 

僕は、「プロ野球珍プレー・好プレー大賞」的な番組が大好きだったので、意外とどうでもいいプロ野球知識を持っているほうだが、これはさらにどうでもいい知識オンパレードだ。

 

 

宇野ヘディング事件より前に起こったヘディング事件とは?

 

プロ野球珍プレー史上もっとも有名と思われるのが、宇野勝(中日)のヘディング事件だろう。宇野は、平凡なショートフライの目測を誤り、キャッチできずに頭部に直撃。それを見てグラブをマウンドに叩きつける星野仙一投手。一度はテレビで見たことがあるのではないだろうか。

 

この事件が起きたのは1981年8月26日。しかし、同年4月に同じようにヘディング事件を起こしている選手がいたのだ。さて、それは誰?

 

正解は……。
山本浩二(広島)だ。

 

4月19日の巨人対広島戦。(中略)4番打者の中畑清が打ち上げた打球を、山本は頭に当てて落球。中畑は三塁まで到達してしまう。

(『プロ野球どうでもいい知識検定』より引用)

 

これがあまり目立たないのは、宇野ヘディング事件では星野仙一が激怒している姿がセットになっているからだろう。確かに、宇野ヘディング事件の映像は今見ても笑える。やはり「珍プレー好プレー」のナレーションは、みのもんたに限る。

 

 

プロ野球界の宇宙人たち

 

プロ野球界には、割と思考回路がぶっ飛んでいる人がいる。阪神から大リーグに移籍し、最後は日本ハムファイターズで引退した新庄剛志、阪神から大リーグを経てオリックスに入団し、現在浪人中の井川慶などだ。

 

個人的には、オリックスの糸井嘉男がヤバいと思っている。とにかく、言動や行動がこちらの想像を軽く越えているのだ。

 

糸井に関する問題をいくつか紹介しよう。

 

2003年秋のドラフトで日本ハムの1位指名を受けた糸井。球団側の会食の後、記者から「どうでしたか?」と聞かれて、何と答えた?

(『プロ野球どうでもいい知識検定』より引用)

 

答えは……。
エビフライ。

 

何がなんだかわからないだろう。これは、会食中に出た料理名を答えているのだ。

 

このほか、契約更改で印鑑を押すときにポケットからリップクリームを出したり、オールスターでファンに見て欲しいところは? という質問に「おしり」と答えたりと、天然っぷりがすごいのだ。

 

この本を読んで一番グッときたエピソードはこれだ。

 

糸井の野手コンバートを支えたコーチは、自らも投手→野手のコンバート経験がある大村巌コーチ。彼が糸井とコミュニケーションを取るために参考にしたのはどんな本?

(『プロ野球どうでもいい知識検定』より引用)

 

答えは……。

 

『ペットの飼い方』。

 

もはやコーチが人間とみなしていないということに、思わずのけぞった。いやー、いいエピソードです。

 

 

選ばれしアスリート。それがプロ野球選手

 

プロ野球選手になり、一軍で活躍できる選手はほんの一握り。とにかく、普通の人たちではないことは確かだ。

 

僕のような凡人とは違う、強靭な精神や肉体、そして頭脳があってこそだ。だから、僕ら凡人とは違う思考回路を持っているのも当然のことだろう。

 

プロ野球のキャンプインは2月1日。今年の阪神タイガースは何位になるだろうか。今年こそは、優勝目指して突き進め!

 

 

(文:三浦一紀)

 

 

【文献紹介】

プロ野球どうでもいい知識検定
著者:カネシゲタカシ
出版社:扶桑社

熱い試合の後には、この一冊! プロ野球の珍プレーや迷コメントを問題形式で171本を収録。カネシゲ氏の漫画とともに、楽しく読める問題集だ。