GetNavi web連載中の大人気印刷所マンガ「今日も下版はできません!」が単行本になります。これまで印刷業界の方はもちろん、広告会社やメーカーのカタログ・チラシ担当の方、デザイナーやDTPの方々から「笑えるけど、笑えない」「あるあるすぎて、泣ける」などポジティブな反応をいただいていた本作。待望の単行本は6月12日発売となります! 本記事では内容の一部と、本書にも掲載している「印刷業界用語」をクイズ形式で紹介します。
単行本はウェブ連載版と大きく異なる
単行本のタイトルはウェブ連載の「今日も下版はできません!」ではなく、いとしの印刷ボーイズ 業界あるある「トラブル祭り」。ウェブ連載の単行本なので、掲載分をまとめただけでは面白くないと思い、大幅に要素を追加。思い切って、タイトルも変更しました。
大きなポイントとしては各ページに印刷用語解説を付けています。その数120!! すべて著者のボマンガさんこと奈良裕己さんが書き下ろしました(ほぼ泣きながら)。こちらも単に用語を説明するのではなく、奈良さんの実体験や想いを込めた渾身の解説。編集担当も実は知らなかった用語が多く、勉強になるものばかりで、印刷・出版・広告・デザインの業界の人には、1冊持っていて損はない実用度を持たせました。
ここで印刷クイズ。「トンボ」って何か知っていますか?
本書にも掲載している、頻出する印刷用語に「トンボ」というものがあります。もちろん、昆虫のトンボではありません。印刷に関わる方は必ず見たことがあると思いますが、一般の方は見たことがないひとがほとんどのものです。
その正体はコチラ(赤い矢印の部分)
印刷物は上のデータのように、印刷領域外の含めた状態でやりとりが行われています。トンボは、仕上がりサイズで断裁するための位置を記したマーク。これに沿ってカッターで切っていくと原寸サイズになります。といった形で、身近だけど実は知らない印刷物の仕組みも学べてしまう一冊になっており、普通の方々にもぜひオススメです。
さらに、本書では書き下ろしも充実。連載では描かれていない、主人公・刷元 正(スリモト・タダシ)と沖田功人(オキタ・コウト)の印刷に対する熱い想いがわかるエピソードが披露されます。
【発売情報】
タイトル:いとしの印刷ボーイズ 業界あるある「トラブル祭り」
著者:奈良裕己(BOMANGA)
価格:1200円+税
全国の書店でネット書店で6月12日より発売!