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2018/5/22 6:30

【今日の1冊】ボディとレンズの次に買う機材は「ストロボ」だ――『プロの技を身につける ストロボテクニック完全マスター』

今や、カメラといえば「デジタルカメラ」の時代。値段も手頃になっており、一家に一台はあるのではないだろうか。

 

コンパクトデジカメからのステップアップとして、レンズ交換が可能なデジタル一眼レフまたはミラーレス一眼などを購入する人も増えている。最初は、ボディとレンズがセットになった「レンズキット」を購入する人が多いと思う。

 

では、その次に買うものはなんだろうか?

 

ボディとレンズの次に買う機材は「ストロボ」だ

ボディとレンズを買って写真を撮っていると、今使っているレンズでは物足りないと感じてくることがある。それは、写真に対して少し欲が出てきた証拠。「もっといい写真が撮りたい」という気持ちが芽生えてきたのだ。

 

そこで、次に何を揃えればいいのかということになる。一般的には描写がワンランク上の単焦点レンズや、マクロレンズなど、レンズの買い足しをするパターンが多い。確かに、レンズを変えると撮影の幅が広がり、楽しくなる。

 

僕も標準ズームと望遠ズームがある状態なら、単焦点レンズ、もしくはマクロレンズがオススメだと思う。しかし、実は写真を劇的に変えるアイテムがある。それが「ストロボ」だ。

 

 

内蔵ストロボよりも使いどころが多いのが外付けストロボ

「ストロボはカメラに内蔵されているから買う必要はない」。そう思うかもしれないが、実はそうでもない。いわゆる内蔵ストロボと、外付けストロボでは大きく違う。光量が大きい、照射面の角度を変えられる、カメラから離して使える。そんなメリットがあるのだ。

 

ストロボは、ただ暗いところで撮影するためにだけ使うものではない。人物撮影やブツ撮りなどで、自分で光をコントロールして撮影することで、より印象的な写真に仕上げることができる。それには、内蔵ストロボでは物足りない。外付けストロボを使い、カメラから離して設置することで、多彩な光のコントロールができるようになるのだ。

 

僕は、人物撮影をすることが多いのだが、たいていストロボはスタンドに立てて固定し、カメラからワイヤレスで発光させている。そうすることで、より自然でいい写真が撮れるからだ。もちろん、照射面を拡散するためのソフトボックスやアンブレラなども併用している。

 

これをやれば、室内でもきれいな撮影が可能。ストロボ自体はそこそこの値段がするが、ライトスタンドやストロボ関連の機材は、中国製で質の高く安価なものが増えてきたので、割と低価格で揃えることができる。

 

 

スローシンクロで人物と夜景を適切に映す

ただし、外付けストロボを使いこなそうとすると意外と難しい。僕はほとんどトライ&エラーで体で覚えたという感じだ。初めて外付けストロボを使うのなら、今ならいい書籍がいっぱい出ているので参考にするといいだろう。

 

プロの技を身につける ストロボテクニック完全マスター』(CAPA編集部・編/学研プラス・刊)は、外付けストロボのテクニックが満載だ。もちろん、基本的な使い方から、ポートレート、テーブルフォト、昆虫撮影などでのストロボの実践的な使い方が載っているので、たいへん参考になる。

 

たとえば、夜景と人物の撮影だ。普通にストロボを使って撮影すると、人物だけ明るくなり背景の夜景が暗くなってしまったという経験をしたことがあるだろう。

 

しかし、ストロボを使いこなすと、人物と夜景の両方を適正な明るさで撮影することが可能になる。このテクニックは「スローシンクロ」という。スローシンクロとは、低速のシャッタースピードでストロボ撮影をすることを指す。その際、カメラの露出モードはマニュアルにする。

 

カメラを三脚などで固定し、まず背景の露出を決める。背景に向けて内蔵露出計の指標がプラス側とマイナス側の中央に来るようにし、テスト撮影してみよう。暗ければシャッタースピードを遅くする。いろいろ試して決まったら、あとは人物込みで構図を決め、ストロボをTTLオートで発光させるだけだ。

(『プロの技を身につける ストロボテクニック完全マスター』より引用)

 

 

シャッタースピードは1/2秒や1/4秒といったスローシャッターになるため手ぶれは避けられないので、三脚が必須となることに注意したい。

 

ただ、そこだけ注意すれば意外と簡単にスローシンクロでの撮影はできる。ぜひ試してみてほしい。

 

 

外付けストロボがあれば写真の仕上がりがワンランクアップ!

本書にはそれ以外にも、室内でのポートレート撮影時の効果的なストロボの使い方なども掲載されている。1灯ではなく2灯使うことでよりアーティスティックな写真にすることができるので、2灯持っている人はトライしてみる価値はあるだろう。

 

もちろん、屋外でもストロボは大活躍。人物の顔に出る不自然な影を消したりするのにも使える。僕も屋外で人物を撮るとき、レフ板の代わりにストロボを多用している。

 

カメラ本体やレンズはもちろん大事だが、ワンランク上の撮影を目指すならストロボは必須アイテム。よりプロっぽい仕上がりの写真が期待できるので、ぜひチャレンジしてみよう。

 

【書籍紹介】

 

プロの技を身につける ストロボテクニック完全マスター

著者:CAPA編集部(編)
発行:学研プラス

ストロボの基礎知識にはじまり、ライティングの基本からバウンス、ディフューズといった応用テクニック、さらに複数のストロボを用いた多灯ライティング、最新のワイヤレス機能のコントロール術まで、プロのテクニックを数多く紹介していきます。

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